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パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー2024★温もりを抱きしめて

2023.12.08

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

フラワーオブザイヤーOTA、略して「フラオタ」の表彰式とセリ場での結果発表が本日行われました。表彰式の様子はこちら。

「フラオタ」の裏話、略して「ウラオタ」はぜひ近いうちに小欄で取り上げてみたいと思います。(取り上げるというほどのネタはありませんが・・・)

 

さて、ほぼ毎年フラオタ表彰式開催と重複して、パントンのカラーオブザイヤーも発表されます。今年もほぼ同じようなタイミングでした。

 

パントンのカラーオブザイヤー2024は・・・

 

 

 

 

 

「こんな色(クリック!)」“Embrace the Warmth”

 

 

 

 

 

「温もりを抱きしめて」色です!

 

って、どんな??

このページを見ますと淡いピーチ色な感じ「Peach Fuzz」との具体的な色が出てきました。説明を見ると、ビロード~綿毛のような質感の優しいピーチトーンとのことのようです。

 

英語のページなのでGoogle翻訳を使ってそのまま引用しますと、

「この色の選出には、自分自身と他人を育てたいという私たちの願望を表現しています。ビロードのような優しいピーチトーンで、すべてを包み込むスピリットが心、体、魂を豊かにします。」

「親密さとつながりに対する私たちの生来の憧れを反映する色合いを求めて、私たちは暖かさとモダンなエレガンスを備えた色を選びました。思いやりの心に共鳴し、触覚的な抱擁を提供し、若さと時代を超越したものを簡単に橋渡しする色合い。」

ということでした。

 

大きな国際紛争が絶えない昨今、お互いを思いやり、(堅い棘を出す代わりに柔らかいビロードのような)温かい気持ちで相手に接することができるようになれる社会を目指そうという気持ちが込められているでしょうか。相手や自分の文化、社会を壊すのではなく、助け合う温かい気持ちを育んでいこうという心理の表れなのかもしれません。

 

色のことを思えば、日本の切花マーケットではこの色のトレンドは既に到来しているように思います。これまでチョイチョイ紹介していたような、ミルクティーとかボケボケカラー、日本人の皮膚の色に近いような色目に近いように思います。2023年の初頭くらいから、広瀬すずさんのドレスの色とかを引用させていただきながら、講演等でお邪魔した際には色味トレンドでこの色をご紹介していました。

 

いずれにしても、「温もりを抱きしめて色」は人類の願いが込められた色と言えるのではないでしょうか。改めてこの色についての考察を深めてまいりたいと思いますが、今日はひとまずこれにて。

それではみなさま、ごきげんよう。

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