花研コーヒーブレイク
8月7日 バナナの日にちなんで
2013.08.07
8月7日は、語呂合わせで「花の日」ですが、日本で迎えるこの日は暑すぎて、旬な花が少ないですね。花研では今日の花を「アンスリウム」としています。
この日は「バナナの日」でもあることご存知でしたでしょうか。 日本バナナ輸入組合(理事長はスーパーのライフコーポレーションを経営する清水真次氏)が制定しました。
バナナはバショウ科の果実で、アラビア語の「手」を意味するbanan(バナーン)が語源となっています。言われてみれば、たわわに実ったバナナは、人の手のようにも見えます。
大別するとバナナは生食用と調理用と2つあります。日本は生食用がほとんどですが、東南アジアではバナナを茹でたり揚げたりする習慣があり(むしろこちらの方が多いのかな)、これらの品種は生食用とは異なります。
例えばこんな感じ。ベトナムのバナナですが、茹でたものです。こんな感じ。
そしてこれと一緒に出てくるのが、ちょっとスパイシー&テイスティな魚醤が元かと思われる調味料。これにつけていただきます。
これをなんとお箸でいただく。ガブッ!
お味は茹でたジャガイモのよう。
食感はほっくりとしていて、味は薄く、調味料の塩味がちょうどよくマッチします。(また食べたいな~。輸入商社さま、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m!)
日本では海外ほど多くの品種は流通しておらず、食べ方も凡そ糖分やエネルギーチャージとして食されるバナナですが、消費データを見てみますと、小売価格はここ50年殆ど変わっておらず、消費金額は伸びていることが分かります。1世帯当たりにおける生鮮果物は支出金額は1991年をピークに減少しているにもかかわらずです。
りんごやみかんは生鮮果物金額の推移にシンクロしていますが、バナナはその推移と関係なく消費を伸ばしています。ついには日本人にとって代表的な果物であるみかんやりんごの消費に追い付いてしまいました。
↓クリックで拡大(データ元:総務省統計局)
花のように、あるいは海外におけるバナナのマーケットのようにたくさんの品種があるわけでもないのに、バナナはゆっくりとしかし着実にその消費を伸ばしています。花もバナナの消費にあやかりたいものです。