花研コーヒーブレイク
三姉妹と四姉妹の秘密 どちらが有効なのかについて検証
2023.09.20
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
世界中には三姉妹、四姉妹を物語の基本骨格に組み込んだストーリーが多数あります。
例えば『若草物語』が4姉妹、谷崎潤一郎の『細雪』も四姉妹。三姉妹ならチェーホフの『三人姉妹』、赤川次郎の『三姉妹探偵団』シリーズ。そうそう、漫画の『キャッツアイ』も三姉妹でしたか。現代は少子化傾向で、物語の設定がぴんとこない人も多いかもしれませんが、いずれにしても個性がぞれぞれにあり賑やかで楽しいだろうなと想像できます。
さて、三姉妹について、少し話を広げさせていただきます。実際の姉妹構成というより商品構成としての姉妹です。どちらかというと叶姉妹もこちらに入るでしょうか。
宮崎県のスイートピーに「式部三姉妹」というシリーズがあります。宮崎県のオリジナル育成品種である式部・紅式部・恋式部の3部構成です。いずれも個性的な品種でその特徴は花弁の色が異なるところです。大変素敵なネーミングですね。いやしかし青式部が誕生した今、「式部四姉妹」でもいけるのかもしれません。
先日、スーパーに行ったら長野県産のブドウに三姉妹がありました。
ナガノパープル・クイーンルージュ・シャインマスカットの3品種です。
三姉妹と四姉妹のどちらが世間的には多いのでしょうか、ここで商標検索をしてみました。三姉妹が30件、四姉妹が2件でした。一概には言えませんが三姉妹が商業的には多いようです。そういば、叶姉妹も以前は三姉妹だったと聞きます。
ちなみに三兄弟は商標検索ですと31件、四兄弟はゼロ件。団子三兄弟という歌も流行りましたね、そういえば。1999年のことでした。
想像ですが、三と四では三が売りやすいようです。シリーズとしても統一感を以て商品を揃えやすいのかもしれません。
何か新品種などを展開するときには参考になりそうです。
それではみなさま、ごきげんよう。