花研コーヒーブレイク
日本人は幸せになれるか
2023.09.11
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
昨晩はラグビーワールドカップ日本の第1戦があり、チリに対し快勝を遂げ日本人としてはうれしい限りです。
その次は南アフリカ対スコットランドの一戦。注目していた南アフリカチームは淡いターコイズブルーのユニフォームを着用していました。ティファニーブルーのような爽やかな色目です。個人的に注目している選手の登場を確認できたら、次にキンプロ(キングプロテア)の確認です。
しっかりありました。左胸にキンプロ、左スリーブにスプリングボック。対するスコットランドのユニフォームの左胸にもしっかりと大きなアザミのエンブレムがありました。次戦は9月18日、バラのエンブレムを掲げるイングランド戦ですね。楽しみに応援したいと思います。
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さて、業務でお世話になっているAさんが、ダボス会議の若人版である世界ユースサミットに出席することになり、10月からアイルランドに数週間ステイするそうです。
何のセッションで登壇するのか聞いてみますと、若者のメンタルヘルスや自死についてとのこと。
日本は世界的にみれば、政治的にもとても安定しているし、訪れればとても衛生的で美しいし、人も優しいし、幸せに暮らせそうな環境が揃っていそうにも関わらず、若者の自死率がとても高く、一人ひとりの幸福度も高くない。世界のシンクタンクの調査でも、日本人が自分を幸せに思うかランキングで行くと、なかなか上位に上がってこない。
それに、自殺・自死とかメンタルヘルスとかなんだか暗くてタブー視されているけど、海外ではもっと積極的に語り合えるコト。なぜ日本でそんなに自殺率が高く、社会の闇として捉えられているのかということを自分なりの論点から展開するということでした。
確かに、経験上思い当たる節が多々あります。スウェーデンの国内線でたまたま隣に座った女性(大学の講師だったか、もはや昔すぎて定かではありませんが)に話しかけられ、盛り上がったついでに「あなたは幸せですか」と聞いてみると、「とても幸せです」と即答していました。即答ですよ、即答。パキッとニコッと。
その即答ぶりが、ちょうど悩み多きお年頃の私としてはとても新鮮で羨ましかったものです。メディアで北欧の人たちの幸福度が高いこと伝えられていた通りでした。統計に至らずとも、アンケートのスウェーデンn=1、日本n=1(=アタシ)で北欧と日本との大きなギャップを実感したものでした。
その時から社会も私自身の考え方も変わってきています。とはいえ、日本では今もなお自死に関することはいまだに敬遠されがちなトピックスであるように思います。一方、ユースサミットに登壇予定のAさんに聞いてみますと、海外ではもっとハードル低く、日常からカジュアルに取り上げれるテーマなのだとか。
若い世代の人たちが、海外の人たちとのトークセッションやコミュを通じて、日本社会の課題にアプローチする姿は社会に希望を与えます。外国人の居住者も増え、文化もボーダーラインが薄れてきたいま、海外から思考や様式も良い所を取り入れ、日本で暮らす人が幸せと即答できる社会に成長していきたいものですね。
外国人居住者が増加傾向にあることは、『フラワービジネスノート2024』Data12でご確認いただけます。
それではみなさま、ごきげんよう。