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夏の雑草★オオアレチノギクやヒメムカシヨモギ

2023.09.14

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

大田市場の中でも花き棟と青果棟の敷地とは徒歩にして5分程度離れています。

郵便局や銀行ATM、医療機関やコンビニなどいろいろな機能は青果棟の敷地内にある事務棟にありますので、大田市場内といえども花き棟勤務のわたくしどもは、てくてくと歩いて用を済ませに行く必要があります。

 

道すがら道路によく伸びた雑草が生い茂っています。

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業界の人間が、道端の植物を見てなんでも雑草と言ってしまうのはいかがなものかと思い直し、同行していた社員に植物の名前を聞いてみました。

 

すると、「セイタカアワダチソウ」と。いやいやこの手の夏の丈が伸びる草は、オオアレチノギク(大荒れ地野菊)ないし、ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)のはずです。

この二種は似ているのでどっちがどっちなのか直ぐにわからないのですが、たしかセイタカアワダチソウではないです。

 

ということでその場でスマホのGoogleレンズを使い検索しましたが、とても暑い日中でしたので、回答を得るまでに根気も続かず、その場では「セイタカアワダチソウではない」という結論だけ残しました。

 

しかしまあどうしても気になるもので、再び出かけてチェックし、ネットで特徴を調べなおしました。

 

大田市場近辺に生えている背丈2mはあろうかという夏の草は・・・ヒメムカシヨモギだろうと結論づけました。花序がチョコレートのアポロの形(円錐)。

対するオオアレチノギクの花序は、アンブレラチョコ型(もうちょっと縦長の円錐形だから。私見です。)雑草のしかるべきサイトなどから判断したところですが・・・国立環境研究所のサイト

 

間違っていたらすみません。

これらの植物に観賞用としての需要があるのか、というのが本ブログのテーマです。

大田市場花き部内で、サンプリングしてきました。さて、植物を触ると葉や茎に細かい毛が生えています。ちょっとこれは苦手な人がいるかもしれません。くしゃみ出たりね。

とはいえ、2mの草丈というのは装飾としては面白いかもしれません。2mと言えどもそれほど威圧感はありません。向こうが透けて見えるので、存在薄く、主張も感じません。

外来生物ですが特定外来生物として指定はされていないので、花き市場での取引に規制はなさそうです。昨今の草花ブームで、もしかするとお使いになる方がいるかもしれません。どのくらいの需要かはわかりませんが。

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一方、セイタカアワダチソウはソリダコですから、すでに観賞用としての利用があります。また、この植物の茎は固く、乾燥させるともっとしっかりとし、表面に毛が生えておらず、扱いやすいことから支柱として使うことがあるそうです。昨今のもったいないブームから、セイタカアワダチソウの支柱の需要があるそうです。業界の方に聞いた話です。

大田市場近辺 中央分離帯に生えるヒメムカシヨモギ。 大田市場花き部内にも同様の個体。

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品川のとある公園、アンブレラ型なのでオオアレチノギクかと。足元の細かいのはペンペングサ、ほぼ周年あるような気がする。

夏の雑草についていろいろと書いてみました。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

 

『フラワービジネスノート2024』はこちら。

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