花研コーヒーブレイク
セルリアンブルーのセルリア 疑問編
2023.08.21
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
今夏はFIFA女子ワールドカップがあったり、世界陸上があったり、FIBAバスケットボールワールドカップに加え、9月にはラグビーワールドカップ(今日の日経新聞に日本代表はティア1に格上げという記事、すごい!)、バレーボールのワールドカップもあり、毎日暑いけどスポーツも熱いですね。そういえば、ワールドベースボールクラシックがあったのも今年3月でしたし、7月には世界水泳(毎年開催ですが今年は国内で)が開催されましたし、2023年はスポーツの当たり年ですな★このような大きな国際舞台で、日本選手やチームが上位に食い込み活躍するようになったのも、“熱い”と感じる理由かもしれません。
大きな国際大会が開催されれば、開催地が日本であるか否かに関わらず、選手団の壮行会や祝勝会、慰労会などに伴い花の消費にも影響してくるものと思われます。
さて、スポーツのワールドカップがあれば、日本の花市場は毎日がワールドカップというくらい、世界の各国からユニーク花が集まってきます。
輸入率が高いセルリアという花、ご存知でしょうか。業界の方には釈迦説になりますが、念のためご紹介しますと、キングプロテアやバンクシア、ピンクッションなどと同じヤマモガシ科の植物で、南アフリカ原産の植物。現地では40種類以上が自生しています。学名をSerruria florida(セルリア・フロリダ)といいます。フロリダとは、「花でいっぱいの」の意味ですが、セルリアの花付きがいいからでしょうかね。
小欄で以前フィンボスについての記事をご紹介させていただいたことがありますが、このセルリアもまたフィンボスの典型例の一つです。葉が細くてfine bushであることがお分かりいただけると思います。
フィンボス記事①★2022年3月17日「フィンボスがいいみたい」
フィンボス記事②★2022年3月3日「フィンボスは植物の宝石箱や~✨世界自然遺産ケープ植物区保護地域群」
セルリアは現地で通称「赤面の花嫁」と呼ばれているようです。男性が乙女に求愛したときに贈った花がセルリアだったという現地の逸話に由来すると。男性がプロポーズするときに胸元に花を飾るのが習慣だからという説もあるようです。花のピンクが濃いほど女性に対する愛情はより熱く、その結果、女性は赤面するから「赤面の花嫁」。ほかにもこの花が花嫁の花束として人気になったことや花自体が花嫁衣装に似ていたという説があるようです。
つまり赤系、ピンク系なんですよ、原則セルリアはね。実際白っぽいのもあります。
ところが、大田花きのショーケースに青系のセルリアが展示されているではありませんか!国内最大級の花き専門商社クラシック様からのご紹介品種で、南アフリカから輸入されたものです。
セルリアンブルーのセルリア??
ん??
もしかして、セルリアンブルーとセルリアって関係あるの?
調べて見ましたら・・・・!
ええええぇ?!ほんと?
と続きを書きたいところですが、1日のブログにしては長くなってしまいますので、【結論】は明日の小欄にてご紹介したいと思います。
また来ていただけますと幸いです。
そうそう、本日付けの朝日新聞1面、及び25面には短茎の花の記事が掲載されています。弊社代表桐生も取材に協力し、記事内でコメントが紹介されています。詳細は朝日新聞をご覧くださいませ。
それではみなさま、ごきげんよう。