花研コーヒーブレイク
パンパスの緑色
2023.07.19
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
仲卸通りを歩いていたらパンパスがありました。晩夏から秋まで出荷される人気商材です。
パンパスに出合った時は、ぜひ穂の色をご確認ください。このパンパスの穂は緑色がかっていますから、今年収穫したものであることがわかります。
昨年以前に出穂(しゅっすい)したものは、穂が茶色く、ドライに風化していますから、すぐにわかります。もちろん用途に合わせてどちらをご利用になってもいいと思うのですが、この時期に流通するもので緑がかっていれば初物である証左です。いよいよパンパスの旬が始まりますね。
立秋は8月8日、この暑さではありますが、もはや秋の入り口まできていると改めて旬の面白さを感じました。市場はカツオでも花でも野菜でも、はたまたファッションにおいても旬(季節)を先取りして取引され、先取りしたものにはさらに価値があるとされますね。大きく移ろう季節の中で暮らす日本人は、季節を先取りすることがなにより粋でありおしゃれであるというという価値観を持っています。
生活者はいつも旬を追いかけています。花業界も常に旬に先駆けてご案内することに意味があると思われます。
それではみなさま、ごきげんよう。