花研コーヒーブレイク
超カンタン!スケルトンホオズキの作り方
2023.07.14
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
東京都や神奈川県などの一部地域では、ちょうど7月盆を迎えたところかと思います。
さて、そのお盆に飾るホオズキは、その形と色が盆提灯に似ていることから、先祖の霊が戻ってくる際、迷わないための目印として飾られます。
で、そのホオズキどうします?
どうしますって、飾りますよね。
飾った後、お盆が終わってご先祖様のお帰りをお見送りして、ホオズキどうします??ってこと。
観賞期間が終わるまでそのまま飾っておくというのも一つかと思いますが、ホオズキの楽しみ方はそれだけではないのです。
橙色のガクが溶けたスケルトンなホオズキって見たことありますか。
このスケルトンホオズキは、水につけておくだけで超簡単にできてしまいます。「脈の流れが見えて美しい!」というわけで早速作ってみました。
【用意するもの】
・ホオズキ
・水
・入れ物(コップ、ウィスキーグラスのようなホオズキの実が入るのに十分なサイズのもの。マグカップやタッパーでもいいと思いますが、中の様子が見えたほうがいいかもしれません)
・重石になるもの
【作り方】
①ホオズキを水に浸ける
ウィスキーグラスなどの入れ物にホオズキを入れ、ホオズキがまるごと浸かるくらいまで水を入れます。水道水でOKです。
水を入れただけではホオズキが浮いてしまいますので、全部水面下に入るよう軽く重石をします。水をコップの縁すれすれまで入れて、お皿などでふたをしてもいいと思います。何でもヨシです。
②じっと待つ
③じっと待つ
④水の汚れが気になったら取り替える
3日目くらいに水が汚れたように思いまして、一度水を取り替えました。
⑤じっと待つ
⑥できあがり!
4日目に水中から救出すると、なんと見事なスケルトンになっているではありませんか!
あえて重石をしないで、ホオズキの上部が浮いたままにしたものもあったのですが、そうなるとやはりガクが溶けるスピードに大きく影響してくるようです。
↓それがこの写真の一番右。空気に触れている部分が多く、スケルトン化に時間がかかります。
すべて水に入っていたホオズキはこの通り!
うわー!がくが溶けてスケスケ!中の丸い実が見えてかわいい。薄いオレンジ色が残った脈はふにゃふにゃではなく、しっかりしています。形もよく整っています。
洗うときに実が落ちてしまったものもあったので、優しく洗うといいかと思います。
【重曹入りの水でもトライ】
インターネット情報で、アルカリ性の水の方が早く溶けるから「重曹を溶かした水がいいのでは?」説があり、同じようにやってみました。
↓4日後 すると結果はこの通り。
なんだ。水道水だけの方が早く溶けんじゃん。
↓こちらの写真は8日後に撮影したもの。しかも、下の方がきれいに溶けきれませんでした。
はい、つまり、きれいなスケルトンにしようと思ったら重曹禁止。インターネットの情報に惑わされてはいけません(笑)。
シンプルに水道水に丸ごと浸けて、じっと待つ・・・これが最も早く、きれいにスケルトンホオズキを方法です。
光を当ててみると脈の影が幻想的。
全身橙色だったホオズキのイメージもだいぶ変わります。これはお盆の時期ばかりでなく、これから秋のドライフラワーシーズンにも、ハロウィンにも使える商材になりそうです。
葉を取り除いて、枝ごと一本丸ごと水に入れてたら、結構な傑作ができるかもしれませんね。
カラースプレーや百均で購入できるプリンターインクで染めてみてもいいかも。アイデアはいろいろありそうです。ぜひ試してみてください。
夏休みの宿題にも使えたりして??
それではみなさんごきげんよう。