花研コーヒーブレイク
ユーカリ色の・・・
2023.05.08
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
週末は金曜日あたりから続いた強風にはじまり、今朝まで荒天続きでした(東京地方)。悩まされた方も多かったのではないかと想像します。例年ゴールデンウィークはもう少しお天気は落ち着いている印象です。この荒天は大気が入れ替わる前触れなのでしょうか。
もしかしたら今年は季節変化の到来が1-2週間早いかもしれないと思わせる天気の乱れでした。桜の開花が一拍早かったように、梅雨入りも早いでしょうか。
さて、鋳物鍋のStaub(ストウブ)といえば、フランスのアルザス地方発の人気で有名な調理器具ブランド。ご愛用されている方も多いと存じます。そのストウブから、23年の新色が発表されました。
その名も「ユーカリ」。
シルバーグリーンのくすんだ色です。
ついにユーカリが色を例える表現に使われるようになりました。ユーカリは世界中で認知度が高い植物で、その葉の色は比較的統一された認識があるように思います。「ユーカリの葉の色」といえば、だいたいだれもが「あの色ね」と思い浮かべる色が近いですね。新商品の淡いくすんだ感じのグリーンを表現する色としてなかなか良い表現だと思って感心してしまいました。
大田市場内で撮影したユーカリ↓ですが、品種は多々あるといえども、一般的にはこのシルバーグリーンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ストウブの新色は、ユーカリのこのシルバーグリーンの忠実に再現した色味ですね。
ちなみに、もう一つ、この新色を表現するのに極めて近いシルバーグリーンの植物が思い浮かびました。
↓こちら
何の植物かわかりますでしょうか。
ヒント:「xxxxライフの○○畑」
はい、正解はコンニャクです。写真はコンニャク畑。もちろん撮影場所は群馬県。
コンニャクは英語でKonjacというようですが、グローバルカンパニーの商品に採用するには、いまいちその名前も姿も知名度が足りていないかもしれませんね。
「オリーブ」グリーンという表現は随分とアパレルやインテリア用品を表現する色名として定着したように思いますが、ユーカリという表現も定着していくでしょうか。
そのほか、ストウブでは「セージグリーン」(21年発売)や「バジルグリーン」などグリーン系のカラーは植物に喩えて表現しているケースが多いようです。
ユーカリは色、形、質感などあらゆる点からトレンドを捉えた商材ですね。くすみカラーは調理器具にも波及していました。
それではみなさま、ごきげんよう。