花研コーヒーブレイク
葬儀スタイルは変わっているのか
2023.04.28
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
政府が発表している葬儀場の取り扱い件数と売上高を見ていますと、コロナ禍中においても件数は2021年頃からほぼどの月でもコロナ前の2019年を上回っています。しかし、件数が増えても尚、売上は2019年の同月を下回っている様子が窺えます。つまり、単価は相応に下がっているということです。
<葬儀業 取り扱い件数>
<葬儀業 取り扱い売上高>
※経済産業省発表のデータを元に作成。
それを鎌倉新書が行ったアンケートに、それを裏付けるものがありました。
「葬儀費用の総額は110.7万円で過去最安」←詳細はこちらをポチ
2020年比で73.6万円の下落。規模の大きい一般葬が減少し、家族・親族が中の家族葬が過半数を超えたことが価格下落の要因とあります。そのスタイルはコロナ前後で大きく様変わりしたことが想像されます。あるいは、コロナがあってもなくてもその変化の方向性に変わりはなかったかもしれませんが、コロナがだいぶ変化の到来を前倒しさせたと捉えることができるかもしれません。
この変化は花業界にも大きく関係し、知らずに通ることはできません。ということで、この度はフューネラルビジネスフェア開催のお知らせです。変化を捉えつつ、未来の葬儀スタイルの提案からヒントを得ることもできるイベントではないかと思いますので、以下の通りご案内まで。
第26回フューネラルビジネスフェア2023/フューネラルビジネスシンポジウム2023
6月20日(火)・21日(水) パシフィコ横浜
展示会:入場無料(登録制)、シンポジウム:有料
主催者案内によると「afterコロナに向け、アレンジや花材が変わり、そして祭壇も変化しております。フラワーアレンジメント祭壇の提案コーナー」もあり、「生花を使った祭壇、造花を使った祭壇などを展示会場内に設営いたします」とのこと。
シンポジウムでは、「葬儀社の先進事例から学ぶafterコロナ」をテーマに講座が開かれるようです。新企画として、式場、遺族控室など、新時代の葬祭会館の参考となる提案型模擬葬儀場もあるようで、たいへん興味深いです。
よろしければ、みなさまも足をお運びいただければと思います。
それではみなさま、ごきげんよう。