花研コーヒーブレイク
1年の第一週はどこか?
2023.04.07
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
新年度が始まり一週目が終わろうとしています。1週1週、大切に生きているつもりですが(!)、あっという間に過ぎていく感覚です。
さて、今週は事業年度では第1週ですが、2023年1月からカウントすると第14週にあたります。弊社商品の『フラワービジネスノート2023』をご覧いただきますと、4月2日から8日の週はW14と書いてあります。
実は、週の数え方にはいくつかのパターンがあります。例えば、週の始まりを月曜日としその年の最初の木曜日を含む週を第1週とするというルールのISO8601規格。週の始まりを日曜日とし、1月1日がある週をそれが何曜日だったとしても第一週と数えるUSA方式。一年の最初の金曜日を含む週を第一週とする土曜日スタートのイスラム式。ひとまずはこの3つが世界三大様式のようです。
では、日本の花き業界においては、どのようなスタイルがいいのか、業界に従事されるみなさまの業務サイクル、ライフスタイルに想いを巡らせ、弊社なりに採用したカウント方式がフラワービジネスノートに書かれています。花きの場合は他の生鮮品に比べて市場経由率が高いことから、卸売市場をご利用される方が多いと想像します。したがって、市場の稼働日に合わせて生産、物流、小売・装飾などに携わるみなさまが業務の計画を立てるわけですよね。となりますとやはり、市場取引日を起点として週カウントをする必要がありそうだと思いが至ります。
市場の場合、週の最初の取引日は月曜日ですが、月曜日販売分のうち多くは実際には前日に販売されますので、日曜日に販売がスタートするのです。つまり、日本の花き業界の取引は、日曜日を起点として稼働している人が多いのです。ですから感覚的には1週間は日曜日から土曜日まで。となると先述の世界三大様式のうち、USA方式に近いので、フラワービジネスノートではUSA方式に則って週をカウントしています。
年末になると、毎年お世話になる皆様から有難くもカレンダーを頂戴いたしますが、某輸入商社さま2社の卓上カレンダー(この上なく愛用させていただいております)もUSA方式を採用されています。週の数え方は、それぞれの経営の方針に基づくものですし、親会社が花き業界外の企業だったり、海外の企業だったりするとなかなか自由が利かないこともあるでしょう。ただ、もし週の数え方が業界全体で揃えば、様々なスケールメリットが働き、全体の情報交換がよりスムーズになるのではないかと思っています。
それではみなさま、ごきげんよう。
来週は年度カウントでW2!1月からのカウントではW15、引き続きどうぞよろしくお願い致します。