花研コーヒーブレイク
春に蠢くのはなにか
2023.03.27
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
なんのこともない日常の話です。夜半にいつものようにバドミントンに行こうと歩いていたら、道路で冬眠明けのガマガエルに出合いました。冬眠明けだけになんだか動きも鈍め、瞼の開き具合も40%程度、栄養不足気味で筋肉も衰え、表面にツヤもなくシャキッとしません。いかにも、たった今出てきたばかりの「アタシャ冬眠明け蛙」です(笑)これから栄養を摂って生命力が充実していくものと思われます。元気で頑張るんだよ。
クモの写真は大田市場内。歩いていたら、上からつーッと下がってきました。大田市場あるあるです。驚かないように。驚かさないように、気を付けないと。
しかし、ほんの一部分の切り取りにすぎませんが、これらを見て生物の自然界では相当蠢いていると思うわけです。「蠢く」=「うごめく」、春に虫虫と書きますね。「虫」とは古代中国ではけっこう広い種類の生き物が含まれていまして、カエルも含まれていました。漢字でカエルは「蛙」と書き、虫偏が付くように、昔は「虫」の字が意味する範囲だったのです。蛇足ながらヘビ(蛇)もそうです。
大碩学の荒俣宏が著した書籍に『世界大博物図』がありますが、その第一巻蟲類にこれら虫がつく生き物について詳しい記載があります。もしご興味がございましたら図書館で借りてみてください。急に物知りになったような気分になれる素晴らしい図鑑です。
わたしがよく参考にする「松岡正剛の千夜千冊に紹介」でも紹介されています。
今年の啓蟄(二十四節気のひとつ:「冬眠していた虫が穴から出てくる。」詳しくはフラワービジネスノート2023の項目21をご参照)は3月6日から春分の前の日まででした。春分も過ぎればいよいよ虫たちも本格始動です。
ご紹介まで。
それではみなさま、ごきげんよう。