OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

「ヒサカキ」の花、見たことありますか?

2023.03.22

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

あたたかくなりまして、あちこちで開花が見られます。公園に行きましたらヒサカキが開花していました。

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ヒサカキは日本、朝鮮半島などに分布する常緑の低木です。サカキと同じモッコク科の植物で、写真のような小さな白っぽい花をつけます。注意してみないとなかなか気づけないかもしれません。枝葉は日本では神事、仏事に供すマストアイテムです。

 

そのヒサカキにに最近異変が起こっています。先般このブログで投稿したように新種のヨコバイがヒサカキ、サカキなどの葉から樹液を吸引し、生育に被害を及ぼしているのです。しかもその被害は、既に日本列島のかなり広範囲までかなり広がっているようです。問題はヨコバイだけに限りません。ヨコバイは病原体を媒介し、広げます。菌類ウイルスも様々なルートで日本に入ってきますし、大規模な気象変動で従来は越冬できなった害虫が冬を越して定着したり、病原体もまた然り。

今回見かけた公園のヒサカキには白斑点などの特徴的な症状が出ていなかったので、ひとまずは胸をなでおろしました。

 

先日、鹿児島に植物病院が開設されるというニュースがありました。サツマイモに新種の病気がみられるようになったため、その対策および今後の新規侵入に備えるとのこと。ヒトの感染症も病原体が変異しながら世界中に広がっているところをまざまざと体験したところではありますが、植物にとっても世界が狭くなったと思った次第です。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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