花研コーヒーブレイク
世界らん展はオモロイ
2023.02.17
先日、世界らん展に行ってきました。
入口がランの回廊のように飾ってあっていきなり楽しい感じです。装飾にもちいられるオンシジューム(黄色の小さな花)が小輪系でなるほどこういうトレンドだなあと思わせます。
合間合間に、レリオカトレア(写真右手、オレンジの花)がすらりとある演出などが渋ーく効きます。こういう配置がいいですよね。
話題のコブラのような蘭もありますねえ。本当にコブラっぽくていいです。こうした蘭がほんとうに間近で見ることができます。
実はちょうど、日曜日の趣味の園芸をみていたらシンビジュームを特集していまして、なんだか蘭展に行きたくなった次第なのです。
NHK趣味の園芸ではシンビジュームの昭和平成令和の変遷を取り上げていました。令和の時代のシンビは、渋い原種系の剣弁や香りがある
タイプなどがいいようです。ちょうど世界らん展では様々な種類の蘭が展示してありまして、趣味の園芸がいう令和のシンビらしい品種も
展示してありましたので一例としてここに添付します。こんな感じが今風だそうです。
世界らん展の会場は東京ドームプリズムホールと言って、以前の野球場とは違いまして、どちらかと言えばイベントスペースで小規模にはなりましたが、その分近くで観ることができるのですごく楽しいです。以前は日本大賞の品種なんか近寄ることもできないぐらいのところに飾ってありましたが、今回は一緒に記念撮影するぐらいのところで観賞できました。(非掲載)
見どころは多々ありまして、アレンジコンテストがオモロイ。
どうですか、これらの作品。左がアレンジで中央と右がなんとブーケですよ。ブーケ。これが現代のブーケデザインだと来場された皆さん驚かれたのでは。
右のアレンジはシャビーな淡い感じで20代の感性を感じますねえ。
趣味の園芸の人気コーナー これカッコいいぜのコーナーもありました。写真はコルク付けにした観葉など。なんでもコルクにつけて楽しもうという提案。来場者は備え付けのスプレーで
じゃんじゃん水をかけてよくて、なんとなく植物に関わる楽しさを体験できます。霧吹きって楽しいんですね。 こちらは落語のそば清ならぬ観葉植物が好きすぎて同化してしまった滝藤さん(だろう)
(※そば清とは、蕎麦の大食いが自慢な人の落語話、友人からふっかけられたとんでもない量のそばを食べきるため、ある秘密の草を入手した。消化を助けると思われたその草を舐めると・・・あとは秘密)
大先生のすばらしい作品。ダイナミックで明るいデザイン、そしてちらりとチョウチョのオーナメントがあるあたりが最高です。
世界初、青いコチョウランもここに登場。
よみうりランドのハナビヨリも出張で展示。ラナンキュラスが美しい。そして何が面白って、霧吹きで演出しているところ。霧吹きはいいですねえ。
テレビで見たのですが日本の企業にすごい会社があって、霧に触れても濡れないぐらい細かいスプレーで吹き付けてくれる機械を製造販売する”いけうち”という会社があるそうです。
夏にあちこちから霧がでていますね、特に都心では。あれです、あれ。全然濡れないけど霧が出ている機械。
いやいや面白かったよ。来年も楽しみなイベントでした。