花研コーヒーブレイク
『進化思考』について思考する
2023.01.20
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
書籍「進化思考」(太刀川英輔著)を読んでいます・・・このブログが掲載されるころには「読んでいました」という表現の方が適切かもしれません。
色々なところに書評が掲載されていますので、もはや内容を説明するまでもないかもしれません。40字以内で説明するとすれば、「生命進化のパターンを9つに分類し、そのパターンを真似ることで新しい発想が得られる。フレームワーク思考で新しい開発をしようという提案を示すもの」(70字)です。(ハイ、文字数オーバーで0点)
従来の考えでいけば、新しいことは天才的なひらめきが必要で、イノベーションというのは理論を超えたところにあるようにとらえる向きがあったかと思います。この本では様々なイノベーションを筆者が9パターンに分類することで、だれもがイノベーティブな取組を行うことができることを示しています。
9種類とは、・・・
極端な量を想像してみる(変量)
真似てみる(擬態)
標準から減らしてみる(欠失)
増やしみる(増殖)
位置や場所をかえる(転移)
入れ替える(交換)
要素に分けてみる(分離)
真逆を発想する(逆転)
意外なものと組み合わせてみる(融合)
が提案されています。これだけ試すのも大変ですが、フレームがあると決めておけばそのフレームのうち、やっていないことを探せば可能性を探すのも早いかもしれません。例えば、極端な量を想像してみる、というフレームではまず生命の進化としてカタツムリが超スローに進化した、我々の社会で開発された超スローなものとしてはスローモーション映像があります。このように、生命進化から学びを得るものです。
日々の商品開発に生かすことができそうですね。ご紹介まででした。
それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ。ごきげんよう。