花研コーヒーブレイク
オオハナワラビ
2022.12.30
こんにちは。みんなの花研ひろば年末スペシャル増刊号です。
個人的にシダ植物に興味があります。特にシダ類のハナヤスリ科のシダが見たいなあと思っていまして、本年は5月に荒川の土手などを歩いたものです。(その時のブログはこちら)
ハナヤスリ科のシダは棒やすりのような、これまた変わった形をしています。見頃は多分年末から初春。それほど大きくはないので、春に一斉にほかの植物が成長すると、あっという間に草むらに隠れてわからなくなってしまいます。
今年の5月に河原の土手にいったら時すでに遅しで、カヤの草むらに覆われてさっぱりわからない状況でした。そこで東高根森林公園に行きましたら、なんと同じハナヤスリ科のオオハナワラビを発見しました。発見といってもちゃんと看板が立ててあったことで気づくことができました。
ひょろーっと伸びているハナヤスリの形は独特ですね。シダ植物は、花き流通業界においても欠かせないアイテム。レザーファンからタニワタリから切葉で使いますし、鉢物でもアジアンタムは屋内緑化の王道、吊シノブなど古くから日本の園芸に欠かせないアイテムです。
しかしハナヤスリのたぐいはあまりボリュームがあるわけではないせいか、いまのところ都内の市場では見かけません。こんなユニークな形をしたシダ植物が商品化されていもいいように思いました。
それではみなさま、ごきげんよう。