花研コーヒーブレイク
これ、コキアでしょ!?
2022.10.18
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
出張の道すがら、関越自動車道で立ち寄ったサービスエリアでは、秋らしい植栽がきれいに花壇を染めていた。
あまりにも鮮やかできれいなのでその写真を撮っているときに、ほかの利用客が通り過ぎて、
「きれいね~。これコキアでしょ!?」
「コキアよねぇ!?」
と、何回も繰り返す。5-6人のご婦人団体だったが、確信が持てなかったのか誰もうんともすんとも返事をせず、質問は投げられたままになる。
花研ブロガーは最初は様子を見ていたが、耐えきれず答える。
「ケイトウです(-_-)」
ふっさふさで赤黄色オレンジなど鮮やかに色付いたウモウゲイトウの花壇苗。
「あ~!ケイト!ケイトね。」
「ケイトよ。そうよ!」
5-6人全員で頷きの嵐。投げかけに答えがわからず空を見ていた人も、花の名前がわかったところでお決まりの撮影大会。
花研ブロガー立ち去る。
まあ、そんなものですね。以前もありました。
「あら~、このパンジーきれいねー!」
“ネモフィラ”ですから~っ!
とは突っ込まずに、通行人に徹しました。
美術館での一コマ。
「少女と赤い薔薇」と題された絵画を見ると、少女が持っていたのは赤いカーネーションだった。
このような経験は意外と業界人アルアルで、みなさまご経験済みかもしれません。あるいは、私たちもひとたび専門外のことになれば、そのくらいの知識でしょう。
もう一つ驚いたのは、コキアよりケイトウの方が知名度が高いと思っていたのですが、某公園の植栽の影響からか、(少なくとも今日のその場では)コキアの方がよく知られていたということです。いつのまにか、花の品目知名度は入れ替わっているのかもしれません。
私どもの業務の一部に、一般生活者を対象とした情報提供・発信もございますが、今日の経験を謙虚に受け止め、さらにわかりやすくお伝えできるよう努めようと思った次第です。
それではみなさま、ごきげんよう。
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