OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

カヌレというお菓子はもったいないから始まったらしい

2022.10.10

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

今日はスポーツの日。満月を迎えます。そしてトマトの日でもありますが、お菓子のカヌレのお話。皆さんもご存じのことと思いますがカヌレというお菓子があります。

こういうの↓

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小さな焼いたプリンのような形です。外はカリっと、内側はしっとりしていてラム酒の香り。専門店で買おうとするとその大きさの割に(地味な割に?という説もありますが)、まあまあいい値段することもあります。個人的にはこのお菓子が以前から結構気に入っていて、出先で出合うとあちこちで購入します。

 

最近コンビニでも見かけるので、これまた買ってしまいました。更になんとコンビニでも飴やグミが販売されているコーナーにも進出していたのです。UHA味覚糖が開発したカヌレテイストのお菓子。一体全体どんなものが入っているのか気になるのでこれまた買ってしまったところです。ボンソワールは好奇心旺盛なお年頃なのです。

いやなんでも体験型が肝心です。

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カヌレをウィキペディアで調べたところ、元々はフランスのボルドー地方のお菓子で、ワイン製造と関わりがあったことがわかりました。ワインの澱(おり)を取り除くために卵白を使用されていたそうですが、卵白を使うと必然的に卵黄が余ります。そこでその卵黄を使ったお菓子として開発されたという説があるのだとか。この説に則れば、つまりもったいない精神から生まれた名物お菓子と言えますね。

 

もったいない精神から生まれたお菓子といえば、ほかにもラスクやフレンチトーストなどがそうでしょうか。いずれも今でいうところのアップサイクルに近いのではないでしょうか。このように昔から食べ物を粗末にしないように工夫があったのです。

 

では「もったいない精神」からアップサイクルでの花の活用を考えるにはどうしたらいいでしょうか。実はここ数年、大学生から「花のもったいないをなんとかするには」という検討プランについて相談を受けます。昨今の大学生はビジネスプランコンテストに参加するからのようです。では、なぜ花をそのテーマに選ぶのでしょうか。興味がある人はいるということでしょう。実はここに花業界のひとつの光明を感じています。以前は、花の廃棄についてビジネスプランを聞くたびに、なんとなく流通について誤解があるように感じていたのですが、最近は花に興味を持つ若者が案外多いことに関心してしまいます。私たちにとってもここにチャンスがあるように思うようになりました。花業界としては、興味を持つ方々がオープンに学べる場を提供できるといいかなと思います。一つは理解を深めることになりますし、問題点や課題を探す機会の提供にもなるでしょう。昨今はインターネットの情報を元に問題を提起するケースが多いと思うので、実状と問題提起に多少のずれを感じることがあるのですが、もし、、もう少し現場を見る機会があれば、今の優秀な若い方々はきっとさらに的確に課題を捉えて深く思考されるように思いました。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

 

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