花研コーヒーブレイク
マクスペの花のトリセツから英国人のスピリットを垣間見る
2022.09.20
こんにちは。
みんなの花研ひろばです。
本日も英国のスーパー「マークス&スペンサー(マクスペ)」の花き販売より。ブーケを販売しているWEBサイトを覗きました。
確かに季節性のあるカラーパレットでブーケが構成されています。参考になりそうでちょっといいのが比較写真を掲載しているところです。
横から見た感じと上から見たときの商品画像を掲載するところも気が利いていて商品魅力が良く伝わっていますが、このサイトでいいところは切り前が固めの状態で商品が届いた時と、花が咲いた時の比較写真が紹介されているのです。
高さ50cmとわかる商品社員を左右2つに分割してIn Bud⇔In Bloomと、ツボミの時、開花したときの様子を両方紹介しているのです。このパターン、bloom &wildのサイトでもありましたが、サブスクやお届け型が盛んになった今となっては常套手段なのでしょうか。
安心して購入することができていいですね。それに夢があります。
更にサイトには届いた切り花について、簡単なトリセツ記載があります。私が気に入ったのは、花の寿命を最大限にするためにツボミの状態でお届けします。下葉を取ってから花瓶に花と水とフラワーフードを入れていただくだけでよく咲くし長持ちします、簡単です!という説明。といえ、実はお客様のところ届いたときには花は完全にブーケになっていません。郵便受けに入るように、横広箱に素材セットで届きます。ですから、その素材を1本ずつ切り戻し、花瓶にあわせて下葉を取り除き、自分でアレンジをしながら生ける必要があるのです。このあたりがDIY精神が定着している国における花販売のいいところなのかなと思ったりします。
日本はブーケとして完成してお届けするイメージがあります。ずいぶん生活文化で受け入れられる商品も異なるものだなと思った次第です。
それではみなさま、ごきげんよう。