花研コーヒーブレイク
ヤブガラシ、藪がなくても生えてます
2022.07.31
こんにちは。ボンソワール桐生です。
「ヤブガラシ」(藪枯らし;ブドウ科のツル性植物)をなんとか商品化できたらいいかなと思っていましたら、1か月ぐらい前に某フローリストさんからも同様の要望を伺いました。みなさん、結構目をつけているところは同じなのかもしれませんね。
市場の周りに生えているヤブガラシをしばし様子を見ております。試しに切り取って生けてみますと水はあがるのですが、少し時間を置くとまたますとくたっとなります。あるいは、水があがったとしても観賞期間中に花がぽろぽろと落ちて、なかなかこれも飾る場所を選ぶなどやっかいな性質もあります。
しかし、目線の位置、見る角度によっては神秘的な表情もありますし、自然な風合いに癒されることもあります。
今回いいかなと思ったのが花序を真上から撮影したパターン。すごいですねえ、幾何学模様を形成しています。ところどころピンク色に色付いて、これがまたアクセントになってかわいい。
こうしてみるとキレイですが持って帰るとぽろぽろと落ちるんだな。切ったら組織が若すぎて萎れてしまうんですね。実(なのかな?)が付いた状態ではなかなか切花商品化への道はまだまだ厳しめでしょう。魅力半減ですがツタだけならいいかもしれません。
新芽とツボミ、どうですかカッコいいでしょう。
今だからこそ市場デビューの可能性のあるアイテムが身の周りにいろいろありそうです。
そんなことを観察するのもとても楽しいなと思いながら散歩しています。
それではみなさま、ごきげんよう。