花研コーヒーブレイク
食べる菜の花と観賞用の菜の花って違うの?!
2013.02.05
今日、こんなお問い合わせをいただきました。
「食べる菜の花と観賞用の菜の花って違うの?!」
いつも大田花きでご購入くださっている、ある買参人さんからです。お客様から聞かれたのだとか。
皆さんならどうお答えになりますか?
えーと、私どもは勉強不足で即答できず、すみません(-_-;*) ウゥム…
そこで調べてみました。全社を挙げて!(笑)
【結論】
菜の花は「食用」「油」「観賞用」とで、それぞれ品種が違うそうです。
例えばですが、
「食用」→(品種名)菜々みどり
「油」→菜々みどり/キラリボシ/ななしきぶ/キザキノナタネ
「観賞用」→黒川寒咲きちりめん/春雷/江月
などが使われているそうです。
つまりですね、食用油用であれば、品種によって採取できる油の量や性質が異なるので、良質の油が効率よく採取できる品種を開発して使っている。食用であれば、葉が柔らかくて、味がしっかりしていることを重点に置いて開発され、鑑賞用であれば、花付きのよいもの、大きな花がたくさん開き、長く持つものなどの特長を生かした品種改良がされていて、それぞれの用途に適した専用の品種が使われているとういことですね。観賞用だから食べられないということではなく、食べられるかもしれませんがおいしくはない、なぜなら味に重点を置いて開発された品種ではないから。食用の花は飾れないということではなく、鑑賞にはあまり向いていない、なぜなら花付きがいまいちだから(例ですが)、ということなのです。
菜の花がこれほどまでに品種が開発されているとは知りませんでした。
侮るなかれ、菜の花業界!恐るべし日本の農業界!
皆様もどなたかからお問い合わせがあった時には、即答できるようインプットしておいてもいいかもしれませんねー^^!