OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

2013年を振り返り、未来を予測する

2013.12.18

なんだか困ったくらいあっという間です。

 

今年1年を振り返り、衝撃的なニュース、事故や事件をまとめてみました。

 

あくまでも、花研の極めて私的な観点で選ばせて頂いています。

皆さんにとってはどれが印象的なニュースとして残っているでしょうか。

 

1月16日 アルジェリア人質拘束事件

イスラム系武装集団が、アルジェリアのイナメナス付近の天然ガス精製プラントで引き起こした人質事件。

いつ振り返っても、本当に痛ましい事件。お亡くなりになられた方やご遺族、ご関係者の無念さを思うと、心が癒されることはない。

2月12日 グアムで無差別殺傷事件

日本人に人気のリゾート地グアムで、まさかの無差別殺傷事件が発生。惜しくも日本人3人の命が犠牲になった。

グアムに行ったことのある多くの方にとっては、当たり前のように行くようなショッピングモールでの出来ごと、大きな衝撃を与えた。

このときもまた、被害に遭ったのは日本人だった。

2月15日 ロシアのチェリャビンスクに隕石落下

火星と木星の間にある小惑星帯から直径約15メートルの隕石が、時速約6万5千キロで大気圏に突入、高度20-50キロの上空で爆発した。

その衝撃でガラスなどが割れ、その破片などによる負傷者はチェリャビンスクを中心に約1,200人に達したと報道された。

これほど大きな隕石が落下したのは、1908年以来(ロシア・シベリア森林地帯)とのこと。

 

2月26日  エジプトで熱気球墜落、日本人4人が犠牲に

この時までは、なんだか海外で日本人が事故に巻き込まれるケースの多い年だなーと思っていたことを覚えています。

 

3月   安倍首相 TPP交渉参加表明

4月8日 英国元首相マーガレット・サッチャー死去

4月16日 ボストンマラソンで爆弾テロ

4月30日 オランダ新国王ウィレム・アレクサンダー即位

5月5日 長嶋茂雄・松井秀喜 国民栄誉賞受賞

6月 富士山 世界文化遺産登録へ

7月 英国で開催されるウィンブルドンテニストーナメントにて、英国のプレイヤー、アンディ・マレーが、1936年の覇者フレッド・ペリー以来77年ぶりの英国人プレイヤーが優勝。「ウィンブルドン現象」の汚名返上!

プラス、もうなんてったって「ウィンブルドンは私の好きなところ。またここに帰ってきたい」と、3回戦まで進んだクルム伊達公子さん(42歳)に脱帽!

そのランキング以上に、世界のテニスプレーヤーから伊達さんは尊敬を集めている。

7月 衆議院選挙 ねじれ解消

7月 英国王室キャサリン妃 男児出産

9月8日 2020年東京オリンピック開催決定

9月22日 社会現象を引き起こしたTBSドラマ『半沢直樹』 最終回の視聴率は42.2%を記録。

関西圏では45.5%に達した。日頃ドラマには全く興味のないアタクシも、25年ぶりくらいに見たドラマだった。

9月30日 小説家山崎豊子さん、死去。

とても残念。ちょうど山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』を読んでいるところだった。

9月30日 大田花きのかぼちゃ市に「半沢直樹」現る!・・・もちろんハロウィン仕様の変装ですが。「土下座するならかぼちゃ売れ!」とか言っていました。

10月15日 アンパンマンの作者やなせたかしさん、死去

10月    台風26号 日本列島を直撃 伊豆大島で土砂崩れ 日本でも有名なブバルディアの生産者さんを含める35名の死者

10月   「ななつ星 in 九州」運行開始、車内装飾にメルヘンローズさんのバラを使用!

11月 北京天安門広場に車両が突っ込み、テロと見られる

11月 台風30号 フィリピンを直撃 およそ7,000人の死者・行方不明者

11月11日 歌手島倉千代子さん死去

12月4日 「和食」の無形文化遺産への登録決定

12月5日 南ア元大統領ネルソン・マンデラ氏死去

12月7日 中国大気汚染 PM2.5最悪レベルに

12月12日  北朝鮮ナンバー2にあたる張氏、処刑される

(※ニュースのピックアップは花研独自の主観に基づくものです。)

 

なんだかやはりピックアップが暗く、悲しいニュースに偏ってしまいましたか。申し訳ございません。

 

しかし、富士山が世界文化遺産に登録されたことや東京オリンピックの開催決定、和食の世界無形文化遺産登録決定などは、花業界に身を置く者としては見逃せない大ニュースです。

特に和食が登録されて、世界で更に注目を浴びるとなると、食材とともに日本の文化が海外に出ていくことになります。その時海外で提供される和食のシーンでは、必ず日本の雰囲気でコーディネートされます。海外に出ていくのは、日本の食材のみならず、シーンを演出する花きも含まれるのではないでしょうか。

実績からも、日本の花は確実に輸出の方向にも販路が広がっていることがわかります。これは、花き業界の未来予測にもなりますね。

 

現代経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッガーは「未来は誰にもわからない。わかることは、未来は現在とは違うことだけだ」と語っています。そして、ドラッカーは「未来を予測するベストの方法は、自分で未来を創造することだ」とも言っています。

例えば、和食の世界無形文化遺産登録などを知り、花き輸出の機会と捉え、積極的にそれに取り組めば、ドラッカーのいう未来を自ら創造していることになります。そして、それを実践するひとこそ、確実性の高い未来予測が可能なのです。

 

また、未来がわからない中でも世の中の情報にアンテナを張っていると、独自に未来予測できることもあります。

花研としては、これからも花のことのみならず、広い分野に興味を持って、(本当は大したことのない)アンテナを張りつつ、未来予測の要素をキャッチできるようになりたいと思います。

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