花研コーヒーブレイク
今週の中央通路
2022.06.08
こんにちは。昼下がりの花研ひろばです。本日もお越しくださいまして誠にありがとうございます。
さて、最近中央通路の様子をお伝えする機会が減っていることに気づき、先週はローズの日にち因み金曜日に少しご紹介させていただきましたが、引き続き今週も大田市場花き部から中央通路の展示の様子をダイジェストでご紹介したいと思います。基本的には大田花きのHPで詳しく中央通路の展示の様子をご紹介していますので、そちらも併せてご覧いただけますと幸いです。
今週は「ヒマワリ」~!
タキイ種苗様が開発されたサンリッチシリーズが展示されています。
しかも花の向きが通常バージョンと上向きのアップライトタイプと島を分けてそれぞれに展示されています。
同じサンリッチオレンジを並べてみると、こんなにも花の角度が違います。
遠くから見るとこんなに↓印象が違います。写真奥にあるのが通常のヒマワリで横を向くタイプ、手前がアップライトです。
アップライトは美しいほど本当にアップライト!同じ品種でも横向きを上向きを開発してしまうなんて、日本人ならではのきめ細やかさのように思います。
一部品種紹介。
タキイ種苗様のHPによると、品種名のLDとはLong Dayの略で、相対的長日開花性(⇔相対的短日開花性)を表すのだそう。短日条件下でも開花はしますが、長日条件下の方が早く花芽が分化します。したがって、国内では春秋より夏の方が早く開花する性質だということ。生産者様には種苗選びをする際にわかりやすい記号ですね。
サンリッチマロンLD
サンリッチレモン
アップライト(上向き) サンリッチフレッシュレモン
「サンリッチ」って太陽がいっぱいというイメージが伝わる素敵な名前ですよね。関東では今週梅雨入りとなって、通勤時間帯は毎日のように雨。太陽が恋しいシーズンにサンリッチがあると明るい気持ちになれるように思います。
ショーケースにはこのようなヒマワリも。
マヤダブル
東北八重
白いヒマワリホワイトナイト
もともとは英国で開発された品種で、2018年ころから日本でも流通するようになりました。
「白夜」の意味のホワイトナイト(White Nite;nite はnightの省略形)はとてもこの花のイメージに合っていますね。
お隣のショーケースにはグリーンウイングスさまの展示。
スプレーマムのカリメロコレクションやハイドランジア、グリーンなど。
初代セリ盤の前にはハイブリッドスターチス。スターチスの品種開発でリーディングカンパニーであるTSメリクロン様の品種展示です。
こちらは「平安」という品種。
「新 斑鳩(いかるが)」
「雲竜」2019年のフラワーオブザイヤーOTAで特別賞を受賞しています。「咲く前からかわいい!」と人気です。
「蜜月」
スターチスは弊社のマトリクス分析で近年「伸び筋」に躍り出て以来、暫く「伸び筋中の伸び筋」に位置しています。
↓伸び筋であることを示すAにいて、さらにそのAの中の右肩にスターチスのハイブリッドとシヌアータがあります。
詳細は「フラワービジネスノート2022」をご参照いただければ幸いです。
そのほか、ユリや枝物のブルーベリーも展示されています。
ユリは奥がユリアジアティックのピンクフライト、手前がオリエンタルユリのマグニフィーク。
「えー、これオリエンタルユリちゃうやん」と思われるかもしれませんが、そんな不安に駆られたときはぜひ葉をご覧ください。
めちゃくちゃオリエンタルです。そよとした雰囲気がステキですね。
千葉県の高坂直樹さんのアリアムサマードラマー。先週まではツンツンしていましたが(笑)、開花が進みこんな感じに。
先週のサマードラマーの様子↓随分雰囲気が変わりますよね。
群馬県赤城橘の見事なブルーベリーも。
展示は今週の水曜日まで。大田市場にお越しのついでがございましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。
それではみなさま、ごきげんよう。