花研コーヒーブレイク
バラを味わう ~体験型消費~
2022.06.09
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
6月2日ローズの日の小欄で食香バラ「豊華」(=ほうか)を手に入れたお話を紹介いたしました。
その時は比較的固めのツボミでしたが、ようやく開花しましたので食してみました。
①【バラ炒め グラース風】:軽く炒め砂糖がけ。
どのあたりがグラース風なのかよくわからないのですが、調理した人がそうおっしゃるので忠実に文字化。
②【朝摘みバラの天ぷら】:上質な小麦粉を多摩川水系の水道水でおいて、さっぱりしたたっぷりの米油できつね色になるまで高温でさっと揚げる。
たいしたことはやっていないような気がしますけど、やたら無駄な修飾語が多いレシピですな。
③【ニューホライズンを感じるローズティ】:朝摘みの新鮮なバラの花びら、ミント、アップルセージのブレンドティ
東京ガスの協力なガス火で、多摩川水系の水道水を一気に沸かして、上記をブレンドしてティーポットで1分蒸す。東京ガスがスポンサーになっている日曜日の朝のテレビ番組「食彩の王国」を片眼に観ながら、「植栽の王国」桐生家のガーデンから(本当はポットに入っているんだけど)朝摘みして、新しい朝日を感じるローズティをおいしくいただくのがポイント。
①の軽く炒めたバラの花びらは、味がしないホウレンソウの新芽のような感じ。
しかし香りは最高でした。香りを生かすには長く炒めないのがポイントです。
香りが良すぎて、鼻から抜けるほどなので、同じく香りを味わうウイスキーとはあいません。どちらかといえば季節を味わうものでしょう。
あっていますか?リスペクトする料理研究家の土井善晴さん・・・ご覧になっていたらご指導いただけると嬉しいです。
②今度は天ぷら。
ツボミ、五分咲き、満開と収穫のステージを変えた個体に衣をつけて天ぷらに。
食してみて、個人的には咲いている方がいいかなと。ガクを残して花びらだけをいただきます。香りはほのかに。砂糖と塩の両方を試したところ、香りが大変スイートなので砂糖の方がしっくりきます。お菓子、軽食という感じに向いています。
③最後にローズティ。
こちらはすっきりとしてかなりおいしい飲み物です。
配合バランスを間違えたか、ややミント類の香りが強すぎたのですが、ほのかに残り香のごとくロージースイートな香りを味わうことができました。
バラの香りはミントよりも後から漂うようです。ビジュアル的にもいいですね。
このようにバラの楽しみは香りにありといったところです。バラ好きで有名なクレオパトラもさすがに天ぷらにはしていなかったでしょう。
本日はバラバラな内容で失礼しました。
それではみなさま、ごきげんよう。