OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

枝物や大物を飾る花器がオモシロイ★

2022.06.15

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

生活空間にナチュラルテイストを取り入れるトレンドが広がりを見せています。そんな流れからインテリアにシンプルに枝物を1-2本を飾るという方もかなり多くなっているように思います。消費の高まりもあり、農林水産省の統計データである作付け統計などをみても枝物の生産面積は維持されています。ちなみに最大の産出県は茨城県です。年間約51億円。第二位をトリプルスコアで大きく引き離していました。(生産農業所得統計令和2年より)

 

生花店さんを訪問いたしますと、シンボルツリーのように枝物を店頭を覆うパラソルのように飾っているお店が多くあります。

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こうした店頭装飾も無意識のうち入店を誘導し、購買意欲を高める効果があると思います。

 

さて、写真↓は大田花きでの枝物の展示の一コマ。こちらの花瓶と支えが枝物などの長尺ものをご家庭で飾るセットとして利用されております。花瓶はポリカーボネート製で地震などによる転倒でも割れないというのが売りです。トンカチで叩いても割れません。叩かせてもらいました。ウフ。

(一方、ドリルでキレイに穴を空けることができます)

それから支えは金属製で重しとなりますのでこちらの機能も転倒を防止します。

枝物は尺が長く津城の花瓶ですと倒れやすい、バランスを取りにくいということから枝物購入を敬遠される方も多いかもしれません。では花瓶を大きくすればいいかというと、今度は取り扱いが大変になります。水もそれなりに多く入れないといけませんし、洗う場所を一般家庭の中で画するのも大変、洗うのも深いところまで腕を入れてゴシゴシやらないといけないし、何より重いし・・・なんて悩みは尽きません。しかしこうした花瓶であれば、花瓶自体はそれほど大きくありませんし、大きな枝物を支える支柱もあり、枝物が倒れる心配もありません。それに何よりおしゃれです。

 

こうした機能性、デザイン性の高い什器が供給されることにより、ご家庭でも安心して、気軽に大ぶりな枝物、もちろん大きめの切花を飾る素地ができていくのだなと思いました。切花なら例えばデルフィニウムのエラータム系やオリエンタルユリの大輪系とかね、安心ですよね。

これからの季節ならヒマワリもいいでしょうね。ヒマワリは大輪よりもむしろ小型に仕立てられていますが、このような長尺用の花瓶であれば、メーターサイズのヒマワリを家庭で飾ることを可能とし、楽しみを広げてくれますね。今後の新しい展開と可能性を感じさせる長尺用花瓶の話でした。

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↑枝物は1.7mほどで、市場では普通のサイズですが・・・。花瓶はポリカーボネート製で金属製の支えつき。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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