花研コーヒーブレイク
花きの物流 2022年度さまざまに変化
2022.06.17
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
報道によれば、県や生産者大学など作る香川県の関係団体、花の里かがわ推進委員会の主催で、県産花きの関東への輸送手段としてトラックを使う実証実験を始めることを決めたそうです。
きっかけはコロナの感染拡大。大きな需要の一つ冠婚葬祭の機会が少なくなったほか、関東への航空便の減便により花があっても出荷できないことで出荷量が減ってしまったことだそうです。そこで、感染状況に左右されやすい航空便とは別に輸送手段を確保しようという取り組みなのだそうです。
働き方関連法の成立により、オーバーワークの傾向にあったトラックドライバーの働く時間を厳密に順守することになりました。法の成立から施行まで猶予期間が5年ありますが、その猶予期間も2024年3月で終わりになります。以降はトラックドライバーの時間外労働は年間○○時間までと法律で決められた範囲までとなります。そのため、無理を押して顧客の負託に応えようとして時間枠を超えて長時間運転すると違法になる、つまり遠くまで運ぶことが難しくなると言われてます。これがいわゆる物流の2024年問題といわれているものです。
2024年に急に施行されるのではなく、すくなくともその1年前から運送方法とルートで年間の配送業務がこなせるのか各自が実証、実行していく必要があることから、2023年3月までの間にテスト、検証があちこちで行われているというわけです。(以上は日経MJ物流インサイトリポートの3月号より)
花き業界においてもそうなのかな、つまり香川ばかりでなく2022年度に様々なトライアルがあるだろうということです。丁寧に物流と商品品質、市場品質などを確認していくことになるそういう夏が近づいてきたなという印象を持っています。
みなさまもぜひウォッチしてみていただければと思い、話題提供まででした。
それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ。