OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

BIツールを触っているうちに自分の存在が危ぶまれていることに気づいた件

2022.06.22

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

最近になってようやく「パワーBI」というソフトウェアを使い始めました。Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)、略してBIでマイクロソフトのデータ視覚化ソフトウェアです。

様々な数字資料を瞬時に見やすいグラフに変換して、直感的に把握できるようにする超便利ツールです。素敵なグラフが様々な角度から的確な見せ方をチョイスして、ささっとたくさん生成されるのです。

 

エクセルは、表計算ソフトですから自分でグラフを作ることはできますが、表計算が主たる目的です。どう見せるか、グラフの種類も自分で選びますね。一方、BIツールはグラフを見せることに主眼を置いているので、データを読み込むと瞬殺で適切なグラフを選んで作成までしてくれます。しかも!グラフ内の・・・例えば棒グラフのうちの1つをクリックすると勝手に強調されたりしてかなり便利なのです。今のところビギナーなので、BIツールが動くのが楽しいという初級レベル。

 

とはいえ使い始めて思ったことは、グラフ化しないと数字同志の関係がぱっとわからないというのも自分的にどうかなあと。つまり勘が働いていないのです。諸先輩は手計算で集計し、方眼紙にグラフを書いていらした。その時代の方々はきっと相当直感が鍛えられていたと思います。それがいつのまにやら集計もグラフもクリック、もしくは自動化されて、グラフになって初めてどうなっているか見るようになったように思います。数字の表を作ってみたものの関係性がよくわからず、さらにグラフ化したもののなにも読み取れないということも(自分自身のことを思うと)往々にして発生します。相当勘が鈍っている、つまり仮説力というのが下がっているのではないでしょうか。

 

なんとBIツールはそういう人のために、グラフとともに簡単なレポートまで書いてくれます。こうなるとデータを見て分析するのが自分である必要があるのかどうか怪しくなります。AIが人を凌駕するというのはこういうことなのかと日々心配していたところ、偶然見た動画に、ホリエモンとドワンゴの川上さんとの対談がありました。その対談の中で川上さんがAIの分析をさも直感のように取り入れて行動する人が今後増える・・・というようなことをおしゃっていました。私がBIツールに感じた漠然とした不安をまさに言い当てており、その通りだと思いました。自分の直感なのかAIの計算なのか境目がなくなるのでしょうし、不安を抱くことなく利用するような社会になります。あるいは既にそうなのかもしれません。「やる」ことに仕事の主眼を置いていると自分の存在意義はあっという間になくなります。

 

つまり、「やる」はAIが得意だからAIに任せて、「何をするか」、「何を分析するか」というところに私たちの存在意味があるということでしょう。

ちなみに、このブログはたどたどしくはありますが自分で作成しています。いつの日か、私のメモや撮影した資料や電話での会話やら図書館の利用記録なにやら・・・から日々のブログが自動で生成されるかもしれません。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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