花研コーヒーブレイク
発見のための発見「日本の古本屋」
2022.05.23
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
少し古めの本を探そうと思ったら、既に販売していなくて、いつものECサイトで探すと販売価格が定価の3-4倍or moreになっていてひるんだこと、ありませんか。
アタクシはあります。しょっちゅうあります。ひるんでも尚、購入される方は素晴らしいと思いますが、アタクシの場合は、ひるみっぱなしで諦めることの方が多いですね。
最近、業務遂行にあたりどうしても必要な本がありまして、探しましたら2001年発行で既に販売終了。定価は2000円くらいですが、いつもの某サイトでは7000円近くの価格で販売していました。
これまたひるむな~・・・。そういうのが2冊くらいあって、すぐに必要な資料なのにかなりの予算オーバー。
・・・と頭を抱えていましたら、「日本の古本屋」というサイトがいいよとボンソワールが教えてくれました。日本全国の古書店約900店舗のネットワークを中継してくれるサイトで、日本最大級の古本検索サイトのようです。神田小川町にある東京都古書籍商業協同組合が運営していて、そういえばここ、つい先日古本のイベントをやっていてお邪魔したばかりでした。
これはなかなか便利でよいサイトですね。
気に入って、必要な書籍を探していましたら・・・あったのですよ!探していた2冊とも。
しかも定価よりも安く販売してくれていて、すぐに注文したら、うち1冊は翌日に届くという迅速さ。
あー、素晴らしきかな、「日本の古本屋」システム。感動×感動。
欲しかった本を発見するための素晴らしいシステムを発見できて(教えてもらったのですが)、なんだか世界が一つ広がった気がしました。
みなさまもよろしければ、「日本の古本屋」、何かの時には是非ご利用になってくださいませ。きっと力になってくれると思います。
ここからは後編。
その「日本の古本屋」から手に入れた本の一つが「語源事典植物編」です。東京堂出版、吉田金彦編著。
必要な情報は早々に確認して切り上げ、ぱらぱらとあちこちめくっていましたら、「松(まつ)」が面白い。
引用しますと「三点セットの「松竹梅」がめでたいのは、植物学的にいえば松が裸子植物の代表、竹が単子葉類の代表、梅が双子葉類の代表で、植物界三界をそれぞれ統(す)べている、ということだ。そして、正月のしめ飾りに使うウラジロは隠花植物の代表だから、以上四界で植物界全体の代表がそろうということになる。」
とあります。ちょっと強引ですが、この強引さに植物好きな感じがしていい本だなあと思いました。
このような発見をするためのサイトを発見しました。ご参考まで。
それではみなさま、ごきげんよう。