花研コーヒーブレイク
光がゴミを照らす
2022.03.28
こんにちは。泥油育子です。
しばしば掃除機の話になります。ほかの家電はたいして話題に上がることはないのに、不思議と掃除機だけには話題を持って行かれることがあります。それだけ個人的に掃除機の悩みが深いのか、一般的なことなのか、はたまた掃除機の進化が著しいのか、今日はここでもやはり掃除機の話。
気づけばここ通算15年くらい使い続けたご長寿掃除機がありました。さすがにあちこちガタがきていましたが、あー、このメーカーはこういうところからダメになるのねと思いつつ、変わらない吸引力を頼りに、長年愛用していました。しかし、あちこちガタがきすぎて、信頼の吸引力以上に使いにくくなってしまい、買い替えのチャンスを窺っていました。そしてこの春、ついぞチャンス到来。ある著名な経営者のブログで世紀の買い物!と評していた掃除機があり、今度買い替えるならソレと決めていました。ソレを比較的リーズナブルに販売していて、しかも下取りもしてくれるというので、コンマ〇秒で買い替え即決。
なんとまあいい買い物をしたことかと満足しているところです。掃除機に重要なことは吸引力だけじゃなかったことを周回遅れで理解しました。掃除機の話を頻繁にしている割にね、いまさらですよ・・・。15年使い続けた先代の掃除機に比べれば少しお安めですが、掃除機ですから掃除機なりのお値段。しかし、届いてみるとまるでおもちゃのような軽さで、その重量だけでいけば3,000円くらいじゃないかと思うくらい軽いのです。これは本当に掃除機なのかと我が目を疑ったくらいですが、なかなかの優れもの。掃除機は軽いことも価値だったのね。その軽量価値はお値段以上ですよ。
何より気に入ったのはクリーナーヘッドのグリーンライト。コレ、こんなに便利なものだと思いませんでした。
昼間、明るい所で見ればゴミがあるかどうかわかるじゃないですか。わかると思っていたのです。つまり、そんなにゴミやほこりは落ちていないと思っていたのですが、すんごいほこりが落ちていることに気づかされました。見えると思っていたゴミは実は見えていなかったのです。クリーナーヘッドの指向性のある光で初めてゴミがあることに気づいたのです。目に見えたからね。空気中の浮遊物は、普段なかなか見えませんが、角度のある朝日や西日などの光があたるとゴミやらなにやらいろいろそこに存在していることに気づくのと一緒です。
ゴミが見えるようになると、実施前/実施後の違いも見えて達成感、さらには軽量とコードレスであることも手伝い、人が変わったかのように頻繁に掃除機をかけるようになりました。アタシ。こんなにも実行力が違うものかと我ながら驚きの毎日。
掃除機かけはやる気の問題ではなく、掃除機の問題だったのですね。
つまり、業務も同じ、きっと。自分のやる気問題、人の問題の前に、自分が無理なくできる仕組みを作ることが重要。できるだけ。
朝晩、ゴミを照らすグリーンライトを見る度に思うのです。業務も可視化できて、小さくていいから達成感とやりがいを逐一感じ、楽しくなって思わずやってしまうように構築できることないかな~と。ありますね、きっと。
ごきげんよう。