花研コーヒーブレイク
アフリカ発 草花系の需要を見越して参入でしょう
2022.03.04
こんにちは。ボンソワール桐生です。
昨日の小欄は、南アフリカの植生区についてのトピックスでしたが、今日もアフリカから。
フローラルデイリーのトピックスでアフリカの花き等の種苗生産会社が切花生産にも参入したという話。
「アフリカンルーツ」という企業で、この企業は主に苗生産を行っていましたが、最近は切花生産も開始したそうです。記事にははエリンジウム、それからペンステモンとあります。
ペンステモンといえば、キンギョソウのペンステモン咲きというのがありますが、ここで改めてペンステモンの意味を調べました。NHK趣味の園芸のサイトにはペンステモンとはカラフルな熱帯魚が群れている様子に喩えて、花が鈴なりに咲くのをペンステモンというそうです。
一方、別のサイトでキンギョソウを調べると、キンギョソウのペンステモン咲きとは杯状に咲いた花型とあります。小さな魚が群れる様子にどちらも似ているところがありますね。日本ではペンステモンの切花は見かけませんが、今後はわかりませんね。
また、アフリカンルーツでは興味深いハーブ苗を生産しています。クルマバソウです。全草にクマリンを含むそうです。ヨーロッパではビールやワインの香りづけに使うそうです。日本にも自生があるようですが気が付きませんでした。
それから、パンパスグラスやスゲなどの苗を生産しているようです。そうか、ここがヨーロッパのグラミネ系の供給元の一つだったのかと思いましたよ。
切花生産へのシフトは様々な思惑があると思いますが、需要を見越してとの事ととらえると、EUの草花人気は継続なのでしょうね。
それではみなさま、ごきげんよう。よい週末をお過ごしくださいませ。