花研コーヒーブレイク
虹とおやつ。ピアスと手袋。
2022.02.23
こんにちは。泥油育子です。
積年、不思議に思いながら放置していたこと2つ。(放置マターは実はほかにもたくさんありますが、今日はそのうち2つ。)
なぜ2つかというと、その2つについて答えにたまたまぶち当たったため。
なんだか毎日通る駅改札口で、数か月前に落としたピアスにと手袋を一気に両方見つけた感じです。(大げさだけど。実際に落としたピアスと手袋はいまだに出てきません)
さて一つ目。
その① 「虹」という漢字はなぜ虫偏なのか。
虹ん中に虫、いんのがぁ??
って思いません??
虹っていう漢字だってちょっと間違えたら虻(あぶ)ですよ、「虻」。
と、ずっと不思議に思っていたのですが、放置していました。
しかし、たまたま別件で辞書を引いたときにその答えにぶち当たりました。
どうやら蛇(へび)に由来するようで、元々は中国で、虹を空に現れる大きな蛇と考えたことが由来なのだそうです。
じゃあなぜ蛇に虫偏があるのかこれまた気になり始めまして調べてみましたら、元々「虫」の自体が蛇の形に由来しているようで、もともとの意味はマムシだったのだそうです。
さて2つめ。
その② おやつは3時と相場が決まっているのに、なぜ「おやつ」なのか。
おせんべいを八つ食べてもいいの?
板チョコ8カケ食べていたとか?
旅の道中で8人が円陣を組んでお饅頭か団子を食べて休憩したからとか?
ぜーんぶ違います。ですよね。
「八つ刻」(やつどき)に由来するそうです。八つ刻とは今の午後2時から4時にあたり、1日2食だった江戸時代中期にはこの時間帯に間食をしたことから、その間食のことを「おやつどき」→「おやつ」というようになったようです。
明治になってから時刻制度が変わり「お三時(おさんじ)」という地域もあったようですが、「おやつ」の威力が強かったようで言葉として定着し、未だにおやつなのだそう。江戸時代初期の剣術家宮本武蔵の本には「折から陽も八刻頃だし、腹も減り頃なので~」とあるらしく、1日2食の食生活においてちょうどこのころにお腹が空くということが伝わりますね。
こんな感じで本当になくしたピアスと手袋、見つかってほしいけど、今となってはそれ以上の価値があるものを探す旅に出たいと思います。
それではみなさま、ごきげんよう。