OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

コロナ禍で増えたことその②花きの農業関係人口について

2022.01.21

こんにちは。1月21日スイートピーの日、花研コーヒーブレイクはボンソワール桐生がお届けします。

 

さて、日本農業新聞1月11日号のコラムに触発されて、つぶやいてみます。

コラムによれば農業関係人口が増えているそうです。「農業関係人口」という用語の定義は曖昧です。「関係人口」という用語の定義も曖昧ですが、あることに対して多様に関わる人のことのようです。ということから、農業に多様に関わる人々で、常時農業には従事していない層も含まれる思います。アグリツーリズムに参加する人や繁忙期に不定期に関わるとか、もしかすると農園を借りて野菜を作ってみたという方々も含めるのかもしれません。

 

なにかと農業が注目されている時代に入りました。コロナ禍で出歩けない日々が続けばじっと考える人が多く、そこで衣食住の基本に目を向け農業にアプローチするようになったのではないでしょうか。かくゆう私も昨年の夏は畑の水やりに精を出していました。案外と花を畑の縁に植えておくと道行く人が楽しみにしてくださるようで、暖かい言葉をかけてもらいました。

 

さて、花きの農業関係人口は増えているのでしょうか、減少しているのでしょうか。農業関係人口については、関係者、興味のある人や経験者を増やし、生産の担い手として常時農業に関わる人を増やそうという期待があります。農業関係人口を増やすのに現地体験が必要であるなら、現地に行かないと体験できないということになります。都内や都市近郊に体験農地があるといいのではないでしょうか。貸農園での野菜作りや近所の公園整備ボランティアとは違う労働体験の提供です。労働と書くとなんだか苦しいイメージがあるかもしれませんが、デスクワークでも労働ですから価値は同じように捉えてください。そのような農場が都内にあればきっと大勢が花の生産をどういうものか実態として理解できるようになり、商品としての花の生産効率などを知ることが叶います。一種の教育ツールとしてとらえることもできるかもしれません。無制限に開放しすぎるとただの貸農園になってしまいますから、大学生やリカレント教育の場などの用途に限定してはどうでしょうか。

 

10年ぐらい前に大手町のパソナグループビルの地下に畑がありました。屋内に畑・・・と思ったのですが、まさに関係人口作りなんですね。慧眼です。この原稿を書くためにパソナさんと大手町で検索したところ、現在はビルの中で酪農、牛を飼っているようでした。

うーん、なかなかここまでの真似は難しいと思いますが、花も関係人口を増やすには大変参考になる事例でした。

 

それではみなさまごきげんよう。

フラワービジネスノート2022、お買いそびれはございませんか?

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