OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

しばしばPEST分析なるフレームワークで業界分析をしています

2022.02.08

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

今日は自販機業界について。

東京を横断する大変立派な第二京浜という歴史ある道路があります。第二京浜沿いの中延駅(品川区)の近くに冷凍食品を扱う自販機がずらりと並ぶ場所が登場しました。

 

私どもが使うフレームワークにPEST分析という方法があります。政治、経済、社会、技術の4つの軸で外部環境を分析するフレームワークです主観が入った分析なので、弱点もあるかもしれませんが便利なフレームワークの一つです。これを使ってわかる範囲で自販機について考えてみます。まあ、専門家ではないので一生活者としての目線です。PEST分析は大きいマーケットを分析する方が合っているようなので、自販機の分析が適しているかどうかは棚に勝手にあげておきます。自分のトレーニングのためにやってみましたということです。

 

▢政治(法や規制)

令和三年から改正食品衛生法が施工されたことによる届け出制度は書類による申請でいいようです。大概のものを自販機では売ることができるようです。但し、いくつか条件があり、例えば冷凍の食肉で調理していないで冷凍したものを販売しようとすると許可制になり、そうなりますと手続きは相応になるようです。
とにかく最近の法改正が自販機での冷凍食品販売を後押ししているようです。

逆に難しくなったのが漬物製造のようです。こちらの件はニュースにもなっているようですが、いぶりガッコを家内制手工業的にされている方が大変そうです。

ところで、マックも自販機があってもよさそうなので、2022年はマックなどのハンバーガーチェーンが自販機をどうするか、注目するところです。

※マックを自販機にした場合、「スマイルゼロ円」をどうするかが見どころです。なんちゃって。

 

▢社会

コロナ禍で対面型販売を避けるという社会の動きがあり、自販機の活用を後押ししています。しかし、環境面で考えると冷凍や電気代もロスではないかとも思える。今のところ、食材の長期保管でロスを減らすと言っているが、だんだんとライフサイクルアセスメント、つまり製品の製造、流通、消費、廃棄の一連の段階におけるエネルギーの収支が問われそうです。

 

▢経済

人的リソース抑制で粗利率向上とIOTでの販売管理、この2つについて自販機会社はメリットを強調していますね。
スーパーも冷凍食品、ドラッグストアも冷凍食品が売れている。ご家庭で冷凍食品がたくさん消費されているのですね。2022年も冷凍食品ビジネスは経済活性化に欠かせません。私もお弁当でいつもお世話になっていますが、売れている商品は間違いなく旨いです。

 

▢技術

冷凍食品の製造販売技術が上がり、自販機も増加。冷凍技術が上がり、大きさもコンパクトで自販機維持の電気代も節約可能。インターネットと接続などというものも当たり前で、販売状況を管理者が常時確認できるようになっている。在庫とその補給というのがロジの肝なんですが、予測ではなくリアルタイムで監視というのがすごいですね。在庫は配送車に大量にかかえ補充が必要なところに素早く補充する、ということが可能になるのでしょうね。

 

などなど、PESTの4軸で一つのテーマを見ますと、長所と課題とを検討ができます。PEST分析だけに限りませんが、フレームワークというのは便利ですよ。もちろん主観で分類するものですからブレは大いにありますが。マイトレーニングのためのブログでした。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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