花研コーヒーブレイク
インテリアデザインの新潮流「ジャパンディ」とは?
2022.01.10
こんにちは。ボンソワール桐生です。
新成人のみなさま、おめでとうございます。今後ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
さて、1月4日のヤフーニュースサイトから。
日本風と北欧風をミックスしたインテリアテイストを「ジャパンディ」といい注目されているそうです。ジャパン+スカンディ(ScandiはScandinavianの短縮形)からジャパンディ(Japandi)。
シンプルな木製の家具を中心としたインテリアという感じでしょうか。インテリアデザインの教科書(町田ひろ子先生などの)を見ると、インテリアデザインは大まかに分けて7種類あり、和モダンと北欧風というのは別のカテゴリとして紹介されています。しかしいずれも樹木の文化をもとにデザイン展開されていて、親和性は高そうです。
ジャパンディを検索してみたら、Youtubeなどに無数に動画あります。いくつかを眺めて比較的目にするのは木工家具と和紙を張った照明でしょうか。照明はイサムノグチの和紙照明風のあれです。そこに北欧風だったりもうすこし楕円がデザインされた木工家具が配置されています。流石に畳と座椅子までいくと和モダンが過ぎるのか、そこまでは出てこないようです。
しかーし、ここでちょっと気になるのが観葉植物。
使われているのはごく一般的な観葉植物ばかりです。ちょっとこれは本当にジャパンディに適した商材なのかと思ってしまいます。最近はイネ科のパンパス風の鉢物も大田市場で見かけるようになり、風にそよぐ秋の枯草のようなドライ草は全世界的に認められているのではないか、北欧でも秋の夕暮れと枯草にこころ動かされるのではないかと。ここは和のテイストなススキなどを持ち込みたいところではなかろうか。花瓶に飾られた切花類は、これはもう直線テイストが数多く取り入れられています。インテリアが変わればそこにそぐう植物もまた見直される、変化するだろうと思わせるそんなトレンドの話でした。
それではみなさま、ごきげんよう。