花研コーヒーブレイク
BEAMS 神棚売るってよ
2021.12.23
こんにちは。泥油育子です。
姿勢、姿勢。
気づいたら自分に呼びかけ、できるだけ姿勢が前かがみならないよう気を付けています。昨日の小欄でなぜそれを書こうかと気が向いたのか。ふと思ったのは、ちょうど冬至で日が短くなり、12月らしい寒さが続き、前かがみになったことで体調にも不安がよぎったのだと思います(と自己分析)。冬至で一陽来復とはいえ、これからさらに寒くなることを考えますと、やはりもう少し自分健康不安が重なるように思います。まずは姿勢、姿勢を矯正することを心掛けたいと思います。
さて、ニュースから。
カインズさんがTOKYU HANDS買収の記事は日経一面にあり、生花流通としても注目すべきトピックスです。一方、ネット記事ですが「BEAMS 神棚売るってよ」と聞いたら、ちょっと驚きませんか。そうなんですって。
ニュースを知ってBEAMSさんのウェブサイトにアクセスしてみました。(こちら)
創業は江戸時代まで遡るという伊勢の伝統工芸で神具を俵田屋(ヒョウタヤ)さんとのコラボ商品なのだそうです。
コンパクトでおしゃれな神棚な印象です(個人的感想)。しかもそのような立派な伝統工芸をお持ちの会社の商品でありながら、目が飛び出るほど高くないという優しいお値段設定。
国産商品見直しへの回帰マインドはコロナの影響が大きいのではないかと花研的分析。バイヤーさんもちょっくら海外に赴けないから、国内で良いものを見つける、屋内で過ごす時間を充実させるものを提案するという一つの流れに乗っている商品なのだろうと思います。
少なくとも、東京でお若め世帯で神棚があるおうちってほとんどないのではないかと思います。お若めでなくても拙宅にもありませんし、聞いたらボンソワール宅にもないそうです。
神棚のないお若め世帯に神棚を売るのは、靴を履かない国で靴を売るという話に似ているでしょうか。普及率ゼロ(限りく近い数字)から100%までマーケットが拡大する大きな伸びしろを秘めた提案ではないでしょうか。しかも文化として定着する可能性があります。BEAMSが販売したらそれもうまくいきそうです。
花業界としてはそれに提案できるサカキを用意しておいた方がいいかもしれません。いやもはや、絶対サカキということに拘る必要もなく、国産の何かだったり、清涼感のある香りのするユーカリや災いナギ祓う「ナギ」でもいいかもしれませんし、難を転じるナンテンでもいいでしょうし、インテリアに合う素敵な商品提案が期待されるところです。
それではみなさま、ごきげんよう。
御年賀用スペシャルバージョンもおすすめです★
熨斗は縦バージョンと横バージョンをご用意しております。ぜひご活用くださいませ。