花研コーヒーブレイク
スーパーマーケット3団体の資料にみる花き販売好調の様子
2021.12.28
こんにちは。ボンソワール桐生です。
毎月各種統計情報をチェックし、花きの消費動向について考察しています。チェックしている統計情報とは、家計支出データのように花の消費そのもののデータもあれば、葬儀業の動向のように花が使われるケースが多い業界の統計データもあります。基本的には政府統計によるところが多いのですが、他にも業界団体のデータも参考になるものが多いので見ています。
そのうちの一つがスーパーマーケット協会が毎月発表する「スーパーマーケット統計調査」です。資料は簡単に見ることができるのでちょっとご覧いただきたいと思います。これは花の販売そのものを示す数字データはありません。青果物、肉、魚・・・とありますが花という調査項目はありません。
しかし、花に関する情報が全くないわけではなく、各チェーン店から何が売れたのかという定性情報も集めていて、そこから花の売れ行きに関するヒントを得ることができます。
例えば天候不順で葉物野菜が少ない場合、それについてのコメントが協会に集まって、協会の判断でリリースする統計調査にコメントとして加えます。この方法で情報を集める際に花についてのコメントもあり、スーパーにおける花販売について垣間見ることができます。このところ花について言及していることが多く、三か月連続で言及があります。三か月連続は私が知る限り過去に例がなかったことです。3月や9月のお彼岸の時期に花のコメントが多くあつまるのは理解できますが、10月にも11月など花の物日がとりわけないときでさえも花に関するコメント、それも売れ行きがいいという話が出るのは珍しいことです。こちらの協会の発表資料に花についてのスーパー各社の販売好調さがが何度も掲載されていることから、花の販売チャネルが変わったことを実感します。
この花に関する販売注目がいつ頃まで続くでしょうか。引き続き注視していきたいと思います。
それではみなさま、ごきげんよう。
花の生活研究所の営業は12月29日まで、新年は1月5日より通常営業です。