花研コーヒーブレイク
アグロイノベーションから「日本の研究はおもろいよー」
2021.12.01
こんにちは。ボンソワール桐生です。
先週都内で農業系の展示会(アグロイノベーション)があり、ボンソワールも併催のフローラルイノベーションのフラワーマッチング協議会のブースのお手伝いで出展しておりました。会期中、少しふらふらと他の展示を見せていただきまして、面白いと思ったものをいくつかメモしておきたいと思います。
・RNA農薬・・・農工大 これはコロナワクチンのようなものでしょうか。非常に興味深いですね。
・花の自販機・・いくつかの企業 小欄でも以前紹介しました。やはり自販機はまだまだ進化しそうです。
・昆虫食 ・・徳島大 材料が食用コオロギパウダーって書いてありました。うーんでも普通のチョコレートで美味。
・木の酒 ・・森林総研 もともとはバイオマスエネルギーとして木材からエタノールを製造する話だったが、トウモロコシやサトウキビ由来のあるコートとのコスト比較などの問題でし好品であるお酒に開発がシフト。しかしですね、森林国家日本としては、相当量の木材原料があるのでエネルギー輸入依存からの脱却策として引き続き研究願いたいと思いました。また、お酒もジンみたいで良さそうです。(会場内ではふるまい酒はありませんでした!)
・香のある樹木・森林総研 クロモジ、これは薬用養命酒で有名ですが、花業界でも使いますね。タムシバという樹木が西日本に多いそうです(こぶしの近縁)が葉に香りがあるそうです。見たことがないので誰が送ってちょーだい。
・薬用で形が面白い・・森林総研 カギカズラという植物は薬用ですが、つる状でかぎ状の突起があって形が面白いですね。
・他にもお酒の開発・・八王子の東京薬科大学がヤマモモから酵母をとって高尾ビールの製造というネタも。昨年は八王子の花、ヤマユリ由来の酵母でビールを作ったそうです。
酒の話ばかりですが、観賞用植物&し好品飲料との組み合わせは結構多くできそうだと思った次第です。多分会場内は暖房が効きすぎて喉が渇いていたのだろうと思います。
一方で海外でも話題のフードテックが少ないかなあという感じです。植物肉、培養肉、その他人工カカオなどですね。
★フラワーオブザイヤーOTAの表彰式は12月3日(金)です。
御年賀用のニューバージョンもご提案しております。