花研コーヒーブレイク
SFによる未来ストーリーの提示とその共有、実は神話がもつシナジー効果と根底は同じだろう
2021.12.19
こんにちは。日曜日のSunday Goodボンソワール桐生です。
いや、GOODとボン(Bon)が重複しているから、Dimanche ボンソワール桐生かな。
どうでもええか。
ラジオで宇宙軍の話をしているのを聞きました。コメンテーターの話は脱線し、アメリカで宇宙の軍事カンファレンスがあると、参集範囲は、軍人、技術者、それからSF関係者だとか。
SFは空想かもわかりませんが、科学技術情報に裏打ちされたストーリーを紡ぎだします。そして大勢のイメージや想像をかきたてます。そのことはストーリーの共有、コミュニケーションを助けるものとしての役割があるそうです。アメリカでしたらスタートレックが宇宙軍の構想のある種の下地になり、関係者がその知識を前提に話をする・・・ということなのでしょうか。
ちょっと思いましたのは神話です。
神話はその村、地域、国家にとってストーリーを共有するものとして必要だったのだろうと思います。神話の共有がつまり共同体としての一体感を生み、その一体感が社会性といいますか共同体の進化発展の素地となるようです。世界中に似たような神話があるということを先日ここに書きました(もっともネタ元は宗像教授伝奇考という漫画ですが)。
人類の発展にいかに神話が役立ったか、また宗教の役割の一部は同様のところにあるでしょうか・・・と出勤途中のラジオを聴きながら思いました。
そういえば、小松左京は日本の博覧会開催において何度か重要な役割を果たされてきたそうです。知られたことですが小松左京の復活の日はコロナ禍を予見したような話です、ずっと悲惨なストーリーでしたが。
それではみなさま、ごきげんよう。