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明治をテーマにした山田風太郎の小説から、花の消費の地域性を考察

2021.12.09

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

山田風太郎の明治時代をテーマにした小説を読んでいます(した)。読み終わったのが警視庁草紙。たまたま知り合いから漫画化されているという話も聞きましてね。山田風太郎ってすごいエンターテイメント小説を残している大作家なんですよ。

さてさてその小説を読んでいて、はたと思ったのが、明治維新で政府サイドについた藩とつけなかった藩と、どうしても両サイドあったのですが、このうちつけなかった藩とそれから反政府寄りとして厳しい扱いを受けたらしい地域があります。もしかすると、そのようなところほど、現在の切花の世帯当たりの支出額が高いのではないかと仮説で浮かびました。

 

しかし、検証してみますと、これは短絡的な思考だったようで全然違う結果だったのですが、まあひとまず続きも読んでいただければと。

政府側につかなかった藩の状況を想像するに厳しかったろうなあと。福島、宮城、それから鹿児島・・・総務省の家計支出では、切花支出額の上位都道府県(ただし調査個所は県庁所在地)にこれらは含まれます。そこで、明治維新の歴史と現代の花き消費との関係性はあるかもしれないと思ったのです。

家計支出調査からすると2020年の世帯あたりの切花消費支出額上位は次のようなランキングです。

調査対象は各都道府県の県庁所在地です。

福島 :戊辰戦争

鹿児島:西南戦争(明治維新後)

佐賀 :佐賀の乱(明治維新後)

宮城 :戊辰戦争

鳥取 :?

和歌山:?

滋賀 :?

?が多いように、最初に思いついた仮説は強引で説明しきれませんでした。それから現在の都道府県の区分と江戸末期の藩の区分、明治初期の都道府県区分は違いがありまして、そう単純なつながりではありません。また、現代的なマーケティング努力を否定するかのようなものです、200年前の習慣を今の購買行動に紐づけるのも。各都道府県関係者の方々、失礼しました。

 

とはいえ、何故多い少ないがあるのか、どういう消費が地域にはあるのか、疑問はまだまだ続くのでした。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

 

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