花研コーヒーブレイク
柑橘ベースの飲料が流行っているためか焼酎にもフルーティーな香りを盛り込んだ製品が増加
2021.11.26
こんにちは。ボンソワール桐生です。酒の話ばかりですいません。昨今檸檬フレーバーのアルコール飲料が人気なのは皆様ご承知の通りかと思います。花き市場でもレモンの鉢物が人気です。
私のご近所でもレモンの鉢植えを買った人をちらりと見かけています。園芸業界にも影響があるんですよ。
さて、11月4日の日本農業新聞には、霧島酒造と三和酒造の焼酎についての記載がありました。霧島酒造といえば、黒霧だけではありません。日本農業の守護神たる農研機構といえば花業界でも大変お世話になっていますが、こちらと霧島酒造が共同で新しいサツマイモを開発したそうです。その品種名が「スズコガネ」。焼酎にぴったりな甘みと香をもたらすそうです。このスズコガネを原料にした新製品が「スズキリシマ」。フルーティな香りがあるそうです。
芋ときたら麦、麦とくれば下町のナポレオン、いいちこ。いいちこと言えば三和酒類さんですね。いいちこもフルーティな香りがするそうです。柑橘系やフルーティーな香りを売りにする商品が増えるにつけて、目にする機会も増えたことから、香り業界もこうした需要が高まっているでしょうか・・・憶測です。
11月はボジョレーヌーボー解禁日が11月18日でしたが、新酒だけあってフルーティーでも甘い香りがしますね。報道によれば10月23日にすでに商品は日本に届いていたそうです。
どうでしょうか、香りはフローラルよりも柑橘、フルーティーな香りが多く出回っていることから、来年は果物の苗木がトレンドになるかもしれません・・・??なんて予測しています。
【追伸】
先ほど展示中のセッカン杉をいじっていたら、やけにレモンのような香りがするなあと思い、調べると杉にもレモン同様の香り成分「リモネン」が含まれているようです。どうりで。
植物はシーズンで香り成分の含有量は変化すると思いますし、栽培方法もあるかもしれませんのでこんなに印象的に香るのは偶然かも。
とはいえレモンを想起させる香りがリース素材にあるのは楽しいですね。
それではみなさま、ごきげんよう。
お仕事の方もそうでない方も良い週末をお過ごしくださいませ。
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