花研コーヒーブレイク
考察:花消費のメインカテゴリー 洋の東西における違い①
2012.10.22
10月6日(土)、銀座三越で『花時間』さん主催のFlower Saturdayというイベントに行って来ました。
そこで開催されたマミ・フラワーデザインスクール校長川崎景介先生の「考花学」を受講してきたのですが、その授業で西洋と日本との花消費の違いの謎が紐解けたように思います。
私たちは無意識のうちに花柄のモチーフを身につけています。現在は主に装飾(おしゃれ)を目的として身につけますが、元来人々が花を身に付けるのに深い理由がありました。
しかも、その文化の起源は西洋と日本とそれぞれ異なり、その花使いの起源の違いが現在の消費の形態にも影響しているというものなのです。
その違いをイチから説明すると長くなりそうなので、ひとまず端的に結論から申し上げますと、西洋では香りや薬効を目的として、一方日本は自然との一体感・神との交信を目的としていたのです。
★西洋では、消臭、薬効から花・植物を使うのが日常的だった。
そもそもは消臭エチケットやおしゃれ(アクセサリー)のために花を携行
→それが進展して、ハンズフリーになるよう家の中に置いて楽しんだ
→日常使いが定着
→現在でもヨーロッパではホームユースがメイン
★日本では巫女が草花を身に付けるところに始まり、農耕に関するイベントや神事と結びついて、花を使っていた。
→日本の花き市場は現在でもお盆・お彼岸など物日消費に支えられている
(日常のホームユースはあとから需要開発したもの)
・・・ということなのですが、これだけでは端折りすぎてピンとこないかもしれませんので、詳細はまた明日以降にアップしていきたいと思います!(≧∇≦)