OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

花と緑の効能について

2021.10.12

こんにちは。泥油育子です。

近年、長い間積み上げられた花と緑の効能についての研究結果が、加速度的に発表されているように思います。様々な研究結果が国内、海外で発表されていますが、まずは次の千葉大学環境健康フィールド科学センター宮崎良文先生らの花の効能についてご紹介させていただきます。

 

ざっと概要を申し上げますと、人がヒトになってから約700万年という歴史の中でほとんどは(というか100%に限りなく近い時間)森の中で生活してきました。ところが産業革命以降、快適だからと都市生活における時間を過ごしています。しかし、私たちは森の中で生活しているときのままのDNAで都市生活をしている。つまりは直線的な都市生活においてはストレスを受けるのは必然で、ストレスを感じていないと思っていても、生体反応を調べると体はストレスを感じているわけです。

そこで、週末に森林浴をするだけで通常値から外れたNK細胞などの免疫機能は通常の数値に戻る(このあたりの専門的なことは先生の論文をご覧くださいませ)。森林浴をする時間のない人、どうしても都合でできない人は家の中に花きを取り入れてみているだけで、同様の効果を得られるというものです。

詳細はこちら。

 

宮崎先生のTEDプレゼンテーションはこちら↓

 

TED紹介ページのイントロダクションより以下引用。

「ストレスから解放されて、体調を整えたり癌と戦う免疫系を強めたいと思いませんか?そのために宮崎良文がすすめるのは森林浴です。森を散歩することでセラピー的な効果を得るのですが、方法はただ歩いたり座ったりするだけ。服も着たままでかまいません。医学博士(PhD in medicine)にして大学教授であり研究者、千葉大学環境健康フィールド科学センター副センター長を務める宮崎博士は、森林浴で得られる効果を真剣に研究しています。植物が放出するフィトンチッドという化学物質は、腐敗菌や虫を寄せ付けないということがわかっていますが、思いがけず私たち人間にも有益だったのです。宮崎博士の研究によれば、森林の風景を20分間ながめているだけで、唾液コルチゾール(ストレスによって上昇するホルモンの一つ)のレベルが低下することがわかっています。そうした森林セラピーの効果とメリットに関して何冊か著書も出版されていて、その考え方は浸透しつつあることは、日本の林野庁の協力の下、森林セラピーセンターが48箇所も設置されていることからもわかります。そうした貢献によって、宮崎博士はこれまでに農林水産大臣賞や日本生理人類学会賞を受賞しています。」

みずほ情報総研さまと宮崎先生のフラワーセラピープロジェクトは、弊社も普及のお手伝いをさせていただいた関係で、まずは一番にご紹介いたしました。今後少しずつ、小欄で花と緑の効能について発表されている結果をご紹介させていただきたいと思います。

 

ということで、小欄に「花と緑の効能」というカテゴリーを追加いたしました。PCで小欄をご覧にな場合、右下の方に「カテゴリー」という欄があります。そこに新しく「花と緑の効能」という項目を作成いたしましたので、クリックしていただきますとそこにカテゴライズした内容がまとまって表示されます。逐次アップしてきますので、ご参考までにご覧いただければ幸いです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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