花研コーヒーブレイク
プロポーズのための植樹!?
2021.09.29
こんにちは。泥油育子です。
カザフスタンの都市アルマトイ。カザフスタンの首都はヌルスルタンですが、アルマトイといえばカザフスタン最大の都市で、経済や文化の中心地として栄えているのだそう。
このアルマトイでは、以前男性が女性にプロポーズするときは、まず植物の苗を15個植えてからでないといけなかったとか。女性も植物の苗15を植えてからでないとプロポーズを受けなかったそうです。
なんだかおもしろい条例ですね。(厳密には条例なのか聴き逃しましたが、それに近い感じ)
どうしてそんなことをしたかというと、都市緑化計画のひとつだったそうで(番組からの個人的な理解です)家族が増えれば増えるほど緑も増える、人口が増えるのと同時にグリーンシティが完成していく都市緑化計画だったというわけですね。人が増えれば経済も発展するでしょうし、アルマトイはカザフスタン随一の経済の中心地だったわけですから、都市の繁栄と緑化・景観整備とを両立させていこうとして考案されたのかもしれません。
今はその条例は廃止されているそうですが、なかなか良いアイデアだと思いました。
それ以上に詳しいことは説明されていませんでしたが、植樹する品目・品種もある程度ガイドラインを示す必要があるでしょう。誰でも何でも好きなものを植えればいいだけとなりますと、突如として大きな木が街の中に出現したり、虫の問題、ひいては生態系の崩壊にもつながりかねない重大な問題を引き起こしそうです。きっとそこはある程度、暗黙の了解があるのかもしれません。あるいは生花店など苗販売のお店からもアドバイスがあったりして。想像の範囲ですが。
美しく緑化整備された町は犯罪率の低いというデータもあります。
経済の中心地アルマトイで家族が増えるにつれて緑化が充実し、人が増え、経済的に豊かになるというのはとても良い都市整備のサイクルだと思いました。
ところでカザフスタンから何か花は日本に輸入されているのでしょうか。それはフラワービジネスノートがあなたにこっそり教えてくれます。
それではみなさま、ごきげんよう。