花研コーヒーブレイク
国立科学博物館「植物展」は今日まで!
2021.09.20
こんにちは。泥油育子です。
国立科学博物館で開催されている特別展「植物 地球を支える仲間たち」に行ってきました。
その特別展は次のようなメッセージで始まります。
「世界は植物で満ちている。世界の約8割は植物である(炭素換算)」
この一言だけでかなりキャッチーではありますが、何に驚かされたかって展示会そのものもそうですが、その混雑ぶりですよ!!
台風で警報が出ているというのに、すべて予約制でインターネットで事前予約が必要なのに、直前に予約して比較的空いている時間(※予約時)を予約したにもかかわらず、なんとまあ見たいものの最前列にたどり着くにも一つ一つ待たないといけないという混雑ぶりでございました。植物って人気のあるテーマなんですね。コロナで学校に行けないちびっこの課外授業として親御さんが連れて行っているケースもあるかもしれませんね。
農研機構の青いキクも展示がありました。写真以外で実物を拝見したのは初めて!キューブに閉じ込められた青いキクは本当に「青」と言える深い青です。そのお隣には青いバラも紹介されていました。
この植物の化石、圧巻です。
ご紹介したいことはたくさんありますが今日はひとまずこの辺ですみません。見逃してしまった方は、公式ガイドブックをご覧いただくのもおすすめです。公式ガイドブックは総勢59名の植物研究者による研究結果をまとめた渾身の1冊で、最先端の研究で明らかになった植物の生態など写真やデータとともにわかりやすく示されています。特別展の展示内容をゆっくりとご覧いただくことができると思います。
あるいは、2022年1月22日から開催予定の大阪会場で開催されるようなので、チャンスありですね。
植物繋がりで一つだけニュースのご紹介です。
タイのタクシーといえば元首相ではなく(それはタクシンさん)、こんなニュースがありました。
コロナ禍で需要激減のために大量放置されていたタクシーの屋根が菜園に大変身!
カボチャやトウガラシ、バジルなどを育てているほか、なんと食用ガエルなども養殖中なのだとか。しかし、これも長期間稼働せずにいるタクシー会社が巨額の債務を抱え窮地に陥り、政府に支援を訴える手段なのだとか。と思うとナイスアイデアとはいえ、なかなかつらい実情を反映した結果のようです。
さて、植物や花きの流通にご興味のある方には、「フラワービジネスノート2022」がおすすめです。
それではみなさま、ごきげんよう。