花研コーヒーブレイク
ベルギーフローラルフェア開催!インテリアとイクステリアの園芸品と境界線が低くなったということ感じさせる結果
2021.09.30
こんにちは。ボンソワール桐生です。ニュースになっていました。ベルギーではフローラルフェアをリアル開催したそうです。
商品コンテストが開催され、受賞したのが以下。
①ムラサキシキブの仲間。但し、白。
ムラサキシキブは学名「カリカルパ・ヤポニカ」ですが、受賞したのは「カリカルパ・ボデニエリ」です。
よく近所で見かけるムラサキシキブはよく見ると、実がまとまってブリブリとついていると思います。それは実はムラサキシキブの仲間のコムラサキ、学名「カリカルパ・ディコトマ」のようです。全然違いを覚えられませんし、切花流通では名称がごっちゃになっているようです。初夏のリョウブ(コバノズイナ、アメリカリョウブ・・・)、秋のシキブ(ムラサキシキブ、コムラサキ、近縁種)といったところがごっちゃになっている商品の代表のように思います。脱線しましたので戻ります。
受賞された白実のマジカルスノークイーンは冬の間、落葉しても実が残るそうです。それは冬枯れの雰囲気としていい感じですね。
②小型のパンパス
尺鉢に植えた背丈も1mにならない小型の商品が写真として掲載されています。受賞された生産者の方でしょうか、鉢ごと抱えています。うーん葉っぱが顔にかかって痛くないのだろうか・・・。とはいえ、小型の庭にもパンパスを植えられるのは魅力。大田市場の近くの道路中央分離帯にパンパスが植えてあるのですが、どでかいですから、小型というのはありがたいです。
③エチナセア
半八重というのかな、double flower layer。分枝性よくコンパクト。
いや、なんでこれらを書き出したか、というと、これらはガーデン用の植物のコンテストなので、植えたときの管理や見た目が評価されてのコトなのですが、受賞コメントにそれぞれ切花でもいいですねと書いてあるのです。
ガーデンと屋内との境目なく楽しんでいただける植物の評価が高まっているようです。確かに、屋内でも野の花のようなグラミネのようなものを飾るスタイルになったので、どちらでもというのは今後重要なポイントでしょうね。
そのうちカテゴリーワードが生まれるかもしれません。
ということは、日本でも園芸と切花の垣根が低くなっていく、そう考えてゆくべきでしょうねえ。