花研コーヒーブレイク
『世界の国花』という本・・・巻末の出版社の宣伝ページがおもしろい!?
2021.06.21
こんにちは。ボンソワール桐生です。
保育社という出版社から『世界の国花』(妻鹿加年雄著)という本が出ています。国際的なスポーツイベントを目前に、そろそろ何かネタを探そうと思って図書館で借りてみました。
例えば、ベトナムの国の花(植物)は竹だそうです。
へー、確かに観賞用としてもいい植物に違いありませんが、実用的で竹からお皿を作ったり、編んでバッグを作ったり、三角帽子のノンラーを作ったり、美しい伝統工芸品の多くも竹でできたりしていますから、ベトナムの方たちの生活にはなくてはならないパートナー的な植物なのでしょう。竹が選ばれるのも納得です。
一方、ベトナム航空のカンパニーロゴはハスがモチーフになっていなと思って、一応ネットで「ベトナム 国花」と入力すると今度はハスが登場します。
うーんどうなんでしょうか、ここは両方と解釈しましょうか。
これは一例で、もちろん様々な国の花が紹介されているわけですが、読んでいて興味を持ったのは、実は本文ではなくこの本のお終いの方に掲載されている保育社の自社刊行物の宣伝ページでした。園芸関係の本が多い出版社のようで、観葉植物、ランや野草の図鑑や育て方の本などが並びます。それから企画ものシリーズのような刊行物、鉄道やお寺巡りのような本も紹介されています。
その中になぜか『すすきののママ101人』なるタイトルの本があります。気が付いた時に頭のなかでずっこける音がしました。なんじゃこりゃ!?と思いますよね。
実存性確認のため、ネットで検索したところやはり珍本扱いでプレミアがついておりました。有名な本らしいのでネットで検索すると中身も拝見できます、フツーのスナックのママさんがインタビューに答えているページだらけ、ほんとスゴイ本があったんですね。『世界の国花』の本を読んで、反応したのは『すすきののママ101人』だったという話でした。昭和の名残を感じました。
それではみなさま、ごきげんよう。