花研コーヒーブレイク
カビに気を付けよう!空気の循環は小さな扇風機で
2021.05.24
こんにちは。ボンソワール桐生です。
フランス語のボンと言えば英語で言うところのGOODです。ボンソワール桐生のボンも然り。
かくいうボンソワールは、むかーしむかしフェンシングをしていたのですが相手の素晴らしい突きを受けた場合、「ボン」と言って手をちょっと挙げるのが上級者のマナーでした。
「今の打突(だとつ)は素晴らしい、参ったよ!」という相手をほめたたえるフレーズです。しかし、最近の国際大会の映像などを見ても見かけないので、ローカルルールだったかもしれません。お詳しい方に譲りますスミマセン。ボンソワール桐生です。
先週あたりから蒸し暑いと感じる日があり、エアコンを操作しています。関東での梅雨入りも例年以上に早いと言われています。
ガーデニングや趣味の畑アクティビティには早い梅雨入りはどう影響するでしょうか。先週大田区内を散歩していると、貸農園を発見しました。それも住宅街で。貸農園のビジネスモデルを拡大する企業があり、その会社の所有物件でした。大田区提供の区民向けの貸農園がありますが、以前応募した際にその倍率の高さに驚いたことがあります。都心で農場というのは大変な贅沢なことだと思います。
さて前述の貸農園はいかにも宅地の中にあります。理由があって一時的に農園にしたような感じでした。区画ごとに大変奇麗に整理され、NHK趣味の園芸畑に負けずとも劣らないほどきれいに管理された農園でした。部外者は入れませんから道端から見た限りですが、雑草も全くありません。ここまで徹底した管理となると初心者でも始めやすいですね。ちょうどお子さんもいて大変楽しそうにファーマーズアクティビティに勤しんでいました。
すっかりタイトルの話を忘れてしまいました。戻ります。高温多湿となりますとカビが気になるところです。このカビは花の管理にも悪影響を与えます。特に小売店さんでも気を付けたい時期です。
少し意識して取り入れて欲しいと思うのは空気を循環させることです。ちょっとした扇風機で循環させることができます。すると、空気の対流が発生し植物の表面が乾き、カビの胞子の付着を防ぐことができます。濡れていると、カビの胞子が付着し、菌糸を伸ばして植物の体内に侵入してしまいます。乾いていればカビはとりつけないし、殖えることもないのです。
だから植物の表面は乾かすことが大事。そのためには扇風機で対流を作るのがポイントです。扇風機はフランフランやロフトにも携行用の安価なものが売っていましたが、ああいうのでいいと思います。それほど強くない風でも十分です。植物に直接あてずとも、周囲の空気を動かしつつ花がぐわぐわ揺れない程度がいいですね。
ここからは想像ですが、ECサイトなどで販売した花を箱に入れて発送しますが、これって箱の中で空気の循環は起きてますかねえ。二か所、ちょっとだけでも通気口があったらいいんじゃないでしょうか。二か所というのは空気の通り道を作るためです。二か所以上であれば三個でも四個でもいいと思います。巨大な箱なら内部に小さなファンを付けていいかもしれませんよ(実験はしてませんので想像です)。とにかくカビに注意すると共に、カビの発生は消費者の家でも起こり得ることです。外出中、高気密住宅や部屋がもわっとしやすい部屋の花には小さな扇風機が嬉しいかもしれません。扇風機屋さんも携帯用と植物用と二台いけるかも・・・!?失礼しました。
それではみなさま、ごきげんよう。
5-6月の旬の流通品目はフラワービジネスノートでもチェックしていただけます。