OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

地域の歴史と花きを探る

2021.06.07

こんにちは。ボンソワール桐生です。

本日、6月7日(月)朝8時15分ころからNHKラジオ「マイあさ!」市場情報にて、今旬を迎えている花き市場最強のモフモフアイテム「スモークツリー」を生放送でご紹介いたしました。

 

 


 

さて、本日の本題です。
地方の花きに関する歴史文化情報を収集し、今の世にわかりやすくお伝えできるといいなと考えております。
そもそもそういう情報が何処にあるのか、各地方の伝承を収集するのも一筋縄ではいかないようです。そこで、いざというときに便利な一冊が『日本俗信事典』(鈴木ヨウゾウ)です。

日本中からあつめた俗信を動物、植物などのキーワードで分類しまとめたものです。当社でもどなたかにご指南いただき、購入いたしました。とても便利に使わせてもらっています。ほかにも同様の資料があるかもしれませんがひとまずこれがあれば用が足ります。

例えば、「あかさたな」の順に気になる植物をパラパラ見てみます。

「あ・・・雨降り花」
地域によってはある特定の植物を抜くと雨が降ると思われていたそうです。伝承として青森、宮城、山形、栃木にありますが、植物は一つではないそうです。たとえば、青森県二戸郡ではホタルブクロがそうだという伝承。

「あ・・・朝顔」

朝顔はいろいろな病気に効くようです。理由はよくわかりませんが、各地で使われたようです。種や葉、花と。種には毒性のある物質が含まれているので、確かにどうにか(良い悪い両方)なったものと思います。皆さんは決して口にしてはいけませんよ。

「あ・・・アジサイ」

アジサイ、これは面白いことにいい話が多い。お寺の裏の薄暗いところに生えていたという、くらーい話よりもお金が儲かるとか疫病退散とか、そいういわれが各地にあります。大田花きでもこうした縁起担ぎの習慣があったことに由来してアジサイを提案しています。

民俗学に近いのかもしれませんが、こういう事例を深堀できると、生活と花との接点を掘り起こして新しい楽しみを提案できるかもしれませんね。

ではまた。

 

生活者と花との接点を掘り起こしたトピックス、たくさん掲載されています。

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