花研コーヒーブレイク
花き出荷箱の標準化について
2021.04.28
こんにちは。ボンソワール桐生です。
「花き出荷箱の標準化について」、これはもう難しいを超えた超難問です。できそうで、なかなかそうもいかないものです。
しかしここを推し進めれば・・・!ということで日本花き卸売市場協会では花きEDIフォーマットを構築し、次に取り組むべきは出荷箱の標準化であると何年も前から事業を進めています。実証実験も進んでおり、確実に導入効果があることがわかっています。
実は流通している箱を調べると、全く同じサイズというわけではないのですが、品目ごとにはこのサイズはある程度似通っていることがわかります。これは必然で、流通上需要があるボリューム長さ、入り本数、そして輸送のしやすさなど多面的に考えると、最適サイズの出荷箱サイズはどの産地の着地点も似てくるものです。
ですから、考えつくされた結果、産地さんごとに似たようなサイズの箱を用いるのはおかしなことではありません。既に最適解に近づいているのです。更に一歩先に行けないかというのが標準化の課題たるところです。最終的には生産地を越え、品目ごとの壁を越えて箱を標準化するというものです。
なかなか一筋縄ではいきませんが、品目を超えて標準化された箱で流通させることで、全体最適の物流が生まれると考えています。興味のある方は、花き卸売市場協会に実験データなどの報告書が掲載されていますのでどうぞご参考くださいませ。
併せてフラワービジネスノート2021もご利用ください。おすすめを超えて、超おすすめです。
それではみなさま、ごきげんよう。