花研コーヒーブレイク
「スーパーマーケット白書2021」から 情報は数値も定性的なことも併せて提供すべきだと改めて思ふ
2021.02.24
こんにちは。ボンソワール桐生です。
一般社団法人 全国スーパーマーケット協会が毎年白書を発表しています。
2021年版が発表されているので時間のあるときにご覧ください。データでも配布しています。
花に関係するデータもあります。花売り場設置率は92.1%だそうです。おお!相当高い!!と思います。
しかも前年よりも増加しています。花き類は、売り場数が増加すれば全体の売上、遡ればきっと産出額のプラスになると思います。更に8%伸びて欲しいですね。
ところで、今回の白書のいいところは、ページ前半にインフォグラフィックという手法で統計データを判りやすく示していることです。インフォグラフィックは弊社のフラワービジネスノートの統計ページでも導入しています。統計的なデータをいかに直感的に把握できるよう図示するかにあります。弊社のノートも専門の方にデザインしていただきました。
さて、スーパーの白書もなるほどというレイアウトとデザインです。社会がデジタル化がすすみ数値データを入手しやすくなった分、見やすさが重要になったと理解しています。他に気が付いたこととしては、客単価と一点あたりの平均的な金額です。客単価が2,000円ぐらいで購入点数が10点とあります、単純平均で200円なんですね。198円の設定のものを手に取りやすいということでしょうか。確かにこのあたりは直観的にふむふむそうだなあと思います。野菜などはなんでも200円を超えてくると悩みながら購入しますが、やっぱりそうなんですね。
翻って、スーパーで販売している花きの場合は、もうちょっと上の値段の商品が多いと思います。税別で398円とかですね。つまり平均単価の商品二つ分ですね。この二つ分という発想が何かあるのかなあ、そんなことをこの資料を読みながら思いました。あるいは、もしかすると198円の小型商品をいくつか揃えておくと生活者も価格のフックに引っかかるということかもしれません。
食については、昨年は本当にあらゆることが起こりましたので、そうしたことも振り返ることができる一冊だと思います。当社でも振り返りができる資料としてデータベースを提供させていただいておりますが、それだけでは時代の動きを予測するのは難しい。
この白書のような数値分析と定性的な情報を併せ持った資料が花業界には必要だろうと考え、時系列にまとめた様々な情報集などを構築して提供していきたいと思っています。
まずはフラワービジネスノートをどうぞ!
それではみなさまごきげんよう。